書き損じハガキを社会貢献に活かす取り組み
国際的なNGO、AAR Japan(難民を助ける会)が、社会貢献を気軽に体験できるキャンペーンを開始しました。この活動は、不要な年賀状や書き損じたハガキ、さらには未使用の切手やテレホンカードを集め、支援活動に役立てるものです。寄付は1枚から可能で、家庭や職場に眠るもので支援活動に参加できるチャンスです。
AAR Japanとは
AAR Japanは、世界18の国と地域で活動する国際協力NGOです。主に紛争や災害によって困難な状況に置かれた人々を支援しており、その活動は多岐にわたります。寄付者から集めたハガキや切手は、活動報告や領収証発送の経費を削減するために使用され、節約分は直接支援活動に振り向けられています。
寄付の具体的な支援例
ウクライナでの医薬品支援
ロシアの軍事侵攻に苦しむウクライナでは、多くの障がい者が必要な医療を受けられずにいます。85円のハガキ40枚が、心臓病などの基礎疾患を持つ障がい者1人に約1カ月分の治療薬を届けることができます。これにより、彼らの健康状態の改善に寄与しています。
日本・石川県能登での交流サロン
2024年の能登半島地震で被災した地域では、仮設住宅での交流サロンを開催し、孤立を防ぐ取り組みが行われています。85円のハガキ260枚で、サロン1回を実施することができ、地域住民同士の交流を促進しています。
ラオスでの障がい者移動支援
無理のない社会参加を実現するため、AAR Japanはラオスで障がい者用の手漕ぎ三輪車の開発を支援しています。85円のハガキ280枚が試作品1台の製作に必要で、これにより障がい者の移動手段を提供します。
参加方法
このキャンペーンへの参加は非常にシンプルです。不要な年賀状や官製ハガキ、未使用の切手、テレホンカードを集め、封筒に入れてAAR Japanに送るだけ。募集は2026年4月30日まで行われています。送り先は以下の通りです:
〒141-0021
東京都品川区上大崎2-12-2
ミズホビル7F
AAR Japan 物品募集係
お問い合わせ
詳しい情報やキャンペーン内容は、AAR Japanのウェブサイト(
https://aarjapan.gr.jp/campaign/hagaki/)で確認できます。また、電話でのお問い合わせも可能です。
☎03-5423-451(担当:八木)
あなたの小さな寄付が、世界のどこかで必要とされている人々の大きな支えになります。この機会に、ぜひご家庭に眠るハガキや切手を活かしてみてください。