MRTがPTA向けオンライン診療サービスを開始
MRT株式会社(本社:東京都渋谷区)は、一般社団法人地域創生応援団、株式会社ワンリーリステッド、ARIA株式会社との連携のもと、日本PTA全国協議会の会員約700万世帯を対象に、オンライン診療と健康相談のサービスを提供することを発表しました。この取り組みは、地域の子育て支援の強化を目的としており、保護者が健康や育児について相談できる環境を整えることを目指しています。
COCOPiTAとは
地域創生応援団が提供する「COCOPiTA」は、PTA活動のデジタル化を推進する画期的なプラットフォームです。このシステムは、保護者・教職員・地域社会間の情報共有を円滑にし、リアルタイム配信を通じて活動の透明性を高めます。また、ARIA株式会社が提供する決済機能を活用し、PTA活動の資金管理や寄付活動の促進を図ることで、より多くの保護者に有益なサービスを提供していきます。
COCOPiTAの詳細については、
こちらのサービスサイトをご覧ください。
取り組みの背景
少子化や社会の変化が進む中で、育児環境は多様化しています。核家族化やひとり親世帯、共働き世帯といった新しい家庭の形が増え、保護者は健康や育児に関する悩みを抱えることが一般的になっています。そのため、近くに相談できる人がいないことは大きな課題です。PTAは長年育児・教育支援の中心として機能してきましたが、会費や資金調達の難しさが影響し、活動が縮小している現状もあります。
このような背景を受け、地域創生応援団は2022年7月に日本PTA全国協議会と収益事業委託契約を締結し、企業との連携を進めてきました。本プロジェクトは、PTA活動の再活性化と地域社会の子育て支援を強化するための重要な取り組みとして位置付けられています。
サービスの概要
本プロジェクトでは、COCOPiTAとの連携を通じてPTA活動をデジタル化し、保護者や教職員、地域社会を結ぶ新たなコミュニケーション基盤を提供します。MRTは医療・健康に関するサービスを展開し、保護者が子育てに対する悩みを解消できるようサポートしています。
さらに、「Door.」や「オンラインこども診療」を通じて、PTA会員は24時間365日、医師と接続できるオンライン診療・健康相談サービスを利用できます。このサービスでは、自宅に薬が配送されるほか、自治体の医療費助成を受けることも可能です。
特に、夜19時から翌朝6時は小児科専門医への相談も可能で、保護者にとって心強いサポート体制が整っています。詳細は、
オンラインこども診療サービスサイトで確認できます。
今後の展望
地域創生応援団やワンリーリステッド、ARIA、MRTなどの企業は、相互協力を強化し、PTA活動のデジタル化を進めていきます。オンライン診療の品質向上のみならず、保護者が抱える悩みを軽減し、健全な地域育成を促進するための医療情報提供や啓蒙活動を行っていく予定です。より安心して子育てを進められる環境を提供することで、地域全体の教育と育成の充実に貢献することが期待されます。