松島を歩こう
2013-08-30 15:34:21

松島をバーチャルで散策!iPhoneアプリ『Sabusawa Walk』登場

震災を乗り越える新たな一歩



2023年、宮城県の美しい「松島」に位置する寒風沢島を舞台にしたバーチャル散歩アプリ『Sabusawa Walk』がリリースされました。このアプリは、ユーザーが日常的に歩くことで、東日本大震災の影響を受けた小さな島の復興を支援できるという新しい試みです。アプリの開発には、NPO法人桜onプロジェクトが深く関わっています。

地域復興に向けた新たな取り組み



2011年の震災以降、寒風沢島は甚大な被害を受け、多くの住民が現在も仮設住宅で生活しています。サポートを考える中で、島の復興には外部の人々に島のことを知ってもらい、実際に訪れてもらうことが重要だと考えられました。このような背景から、『Sabusawa Walk』が誕生しました。

アプリの特徴



『Sabusawa Walk』は、GPS機能を搭載しており、実際に歩くことで島の魅力を体感することができます。アプリ内では、島の様々な史跡や名所を、地元の住民を模した愛らしいイラストたちが案内してくれます。これにより、ユーザーはあたかも島を観光しているかのような体験ができ、寒風沢島の歴史や文化に触れることができます。

5つのウォーキングコース



アプリでは、寒風沢島の様々なルートを用意しています。それぞれのコースは、島の日常や信仰、神秘的な景色を楽しむことができます。

1. 島の日常を感じる長めのルート (3.5Km)
- 船着き場からスタートし、旧浦戸第一小学校へ向かうコース。震災後再開された稲作の景色を楽しめます。

2. 島の信仰に出会えるルート (2.0Km)
- 牡蠣加工作業場から神々の三叉路を通り、歴史的な記念碑にも触れることができます。

3. 島の中心を歩くルート (2.0Km)
- 天水田からスタートし、被災した堤防や岸壁の景色を楽しめるコースです。

4. 絶景を眺める美しい海岸ルート (2.5Km)
- 歴史的砲台跡から神明社へと向かい、前浜海水浴場までの眺めを満喫できます。

5. 竹林を巡る爽やかなルート (1.5Km)
- 竹林を歩きながら、当時の技術力を感じさせる方位石を訪れることができます。

歩いた記録を残す機能も



アプリを利用すると、自分が歩いた距離や完了したルートの記録を残すことができます。速度に応じて、ウォーキングのタイムが表示され、自分の成長を確認しながら楽しむことができます。さらに、Facebookへの投稿機能を活用して、友人たちと共有することも簡単です。ユーザー同士でのつながりを感じながら、地域への関心を深めていけます。

まとめ



寒風沢島は、震災の影響を受けつつも、その魅力を再発見し、新しい支援の形を築いています。アプリ『Sabusawa Walk』を通じて、日常のウォーキングが地域復興にとって大きな意義を持つことを多くの人に理解してもらえることでしょう。ぜひ、このアプリをダウンロードして、魅力的な寒風沢島をバーチャルで楽しみながら、復興支援の一助としてください。

会社情報

会社名
特定非営利活動法人 桜onプロジェクト
住所
東京都目黒区目黒2丁目11−3Hub Tokyo
電話番号
090-1475-0027

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