外国人技術者による現場改善の取り組み
橋本組の成功
株式会社橋本組(本社:静岡県焼津市)は先日、国道150号橋にある新瀬戸川橋の耐震対策工事を行い、現場代理人のホアン・リエン・マインがその成果を称えられて表彰されました。この工事は、国内の建設業界において重要な役割を果たし、耐震性の向上が期待されています。
工事の目的と成果
新瀬戸川橋の補強工事は、地震からの損傷を防ぐことを主な目的としており、施工管理において高い評価を受け、建設もの創り大賞の優秀賞を受賞しました。河川内という特殊な施工環境の中、作業スペースの制約や水位変動に対しても安全性を優先した計画が立てられました。
精度管理の重要性
工事は、ミリ単位の精度が求められ、まずは施工前にリスクを想定し、その対策を徹底し、施工計画の精度を向上させることに心がけました。特に3次元測定技術の導入は、施工精度を高める大きな要因となり、効率的な施工管理に貢献しました。
現場コミュニケーションの課題
建設業界では外国人技術者の増加により、言語の壁が現場の円滑なコミュニケーションを阻む要因となっています。ホアン・リエン・マインは、自身の経験をもとに「誰でも理解できる現場」を実現するために取り組んでいます。
誰が見てもわかる現場づくり
彼は2017年に来日し、初めは日本語での理解に苦労しました。工事現場での看板や掲示内容が理解できず、困難な思いをしました。この経験が「誰が見てもわかる現場」のコンセプトを生み出しました。具体的には、情報掲示物にはイラストや図を用い、自国の言語に加え日本語とひらがなも併記することで、外国人や地域の子どもたちにも配慮しています。
ベストプラクティスの共有
ホアンは、10か月間の工事をもとに、施工管理の取り組みについて発表を行い、この発表は高く評価され技士会褒賞を受賞しました。発表資料には、施工の流れを動画で整理し職人やワーカーに対する分かりやすさを重視しました。
コメント
ホアンは表彰を受けた際、「このたびは表彰をいただき、大変うれしく思います。今回の発表を通じて、自分自身の取り組みを振り返る良い機会となりました。来日当初、看板が読めず不安だった経験が現在の現場づくりにつながっています。今後も一つひとつの工事に丁寧に向き合い、より良い施工につなげていきたいと思います。」と述べました。
将来的な展望
橋本組では、この取り組みを一度限りの事例として終わらせず、多文化対応を前提にした施工管理手法の整備を進めていく意向を示しています。安全確保や現場コミュニケーションの高度化を図ることで、持続可能な建設現場の実現を目指します。
会社概要
- - 会社名: 株式会社橋本組
- - 代表者: 橋本真典
- - 所在地: 静岡県焼津市本町2丁目2番1号
- - 創業年: 大正11年12月
- - 企業サイト: 橋本組