広島で災害救助訓練
2024-11-20 16:20:19

広島で多機関連携の災害医療救助訓練を開催!さらなる連携体制を築く

広島県で行われる多機関連携災害時医療救助訓練の概要



2024年11月29日から12月1日までの3日間、広島県内で「多機関連携災害時医療救助訓練」が開催されます。この訓練は、認定NPO法人「ピースウィンズ・ジャパン」が運営する『空飛ぶ捜索医療団ARROWS』が、様々な機関と協力して被災地の支援活動を円滑に行えるようにすることを目的としています。

訓練の背景と目的



大規模な災害時には、交通網障害や医療機関の機能不全によって医療サービスが一時的に提供できなくなることがしばしばあります。このような状況を見越して、空飛ぶ捜索医療団ARROWSは、発災後の初期治療を行うためのフィールドホスピタル(野外病院)を設置するための準備や訓練を行っています。この訓練に参加することで、被災地域の医療リソースを外部から補完し、未治療死を減らすことが期待されています。

多機関連携災害時医療救助訓練の内容



本訓練は、実際の大規模災害を想定し、救命救急活動を行う団体が参加します。具体的には、患者の捜索、救護、搬送などの一連の訓練を実施しながら、他機関とのネットワーク形成や災害時における迅速な対応体制を構築することを目指します。今回で5回目となるこの訓練には、大学やDMAT、消防機関、企業、NGO、学生など、昨年度は46団体・191名が参加し連携の強化を図りました。

実際の救助活動を見据えた取り組み



ARROWSは、これまでにも国内で発生した多くの大災害に出動し、多くの被災者を支援してきた実績があります。訓練では、様々な機関との連携を重ね、実際の救助現場での活動に生かしています。また、災害医療支援船「Power of Change(PoC)」も訓練に活用され、医療の提供を通じたネットワークの強化も行われます。

訓練の詳細



  • - 実施日時: 2024年11月29日(金)~12月1日(日)
  • - 訓練場所: 広島県内
  • - 想定内容: 広島県近隣で震度6強の地震が発生した状況下での訓練

訓練は、セキュリティの理由から一般の方の見学は不可ですが、専門家やその関係者によるフォローは行われます。
実際の訓練には航空機やヘリコプター、船などの輸送手段を用いて最前線に医療チームを派遣し、救助活動を迅速に展開します。

ピースウィンズ・ジャパンについて



特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパンは、1996年に設立され、災害対応支援を行う団体です。広島県神石高原町に本部を置き、海外人道支援や地域復興、災害緊急支援などに取り組んでいます。ARROWSというプロジェクトを通じて、医療を中心とした災害支援活動を展開し、大規模災害時の支援の必要性を訴えています。

最後に



多機関連携災害時医療救助訓練は、実際の災害発生時の即応体制を強化するだけでなく、互いに協力しながら命を守るための重要なステップです。ARROWSの活動を通じて、一人でも多くの命が救われることを願っています。
かけがえのない命を守るために、災害に対する備えを強化していくことが、私たち一人一人の責任であることを忘れないでください。


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会社情報

会社名
特定非営利活動法人(認定NPO)ピースウィンズ・ジャパン
住所
広島県神石郡神石高原町近田1161-22F
電話番号
0847-89-0885

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