東芝テックの業務用タブレット「TBL-400」新発売
東芝テック株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:錦織弘信)は、2026年2月より新たな業務用タブレット「TBL-400」を発売することを発表しました。この製品は、飲食や小売業界向けに特化しており、店舗運営を効率化するための多彩な機能を備えています。
「TBL-400」は、東芝テックが過去に展開した「Relax Order NS」や「ピピットセルフ(カートタイプ)」の後継機です。本製品は、実際の店舗の声を反映して開発されており、バッテリーの取り外しやすさが目を引きます。この改善により運用効率が向上し、店舗スタッフが容易にバッテリーを交換できるようになっています。バッテリーの劣化での本体交換が不要になるため、結果的に店舗のコスト削減にも貢献します。
高い堅牢性と防滴性能
「TBL-400」には新たに脱着可能な耐落下カバーが採用されており、これにより防滴性や落下耐性が強化されています。具体的には、耐落下カバーなしで0.8m、ありで1.2mからの落下試験に合格しています。さらに、防塵や防滴規格であるIP54に対応しているため、飲食店の厨房やテーブルなど、過酷な環境でも安心して使用できます。
コンパクトでデザイン性も重視
本体のデザインも進化しており、従来機比で軽量化され、奥行きが約10%薄くなっています。このコンパクト設計は店舗の運用や雰囲気に合わせたカスタマイズの自由度を高め、耐落下カバーの選択も可能です。こうしたデザイン面への配慮により、クラス最高の堅牢性を持ちながらも実用性が重視されています。
広告配信機能を搭載
さらに、今後「Relax Order NS」との連携により、消費者向けに広告配信機能やテーブル決済機能も導入される予定です。広告配信機能では、企業から提供された画像や動画をタブレット画面に表示することが可能です。これにより、店舗オーナーは広告収入を得ることができ、広告主はプロモーション効果を高めることが期待されます。
発売概要と展望
「TBL-400」の発売は2026年2月を予定しており、販売価格は290,000円(税抜)です。全国の飲食店や大手量販店をターゲットにしており、今後さらなる展開が期待されます。
東芝テックは、DXを推進しながら店舗運営の効率化や新しい価値の創造に貢献することを目指しています。今後も短期間で変化する市場のニーズに応え、業務用タブレット「TBL-400」を通じて新たな社会課題の解決に取り組んで行く方針です。