叡啓大学PBLⅡ中間報告会
2024-06-26 11:22:13

叡啓大学、課題解決演習Ⅱ中間報告会を開催!学生たちの熱いプレゼンが光る!

広島県公立大学法人 叡啓大学は、2024年6月7日(金)、課題解決演習Ⅱ(Project Based Learning Exercise II)の中間報告会を開催しました。

課題解決演習は、学生が企業から出されるテーマに基づき、問題解決に取り組む実践的な学びの場です。学生たちは「プロポージング」「フィールドワーク」「コー・レビュー」「レポーティング」の4つのステップを踏んで課題に取り組みます。

今回の報告会では、3会場に分かれて、各チームが8分間のプレゼンテーションを行いました。学生たちは、約2か月間かけて調査やフィールドワークを行い、企業が抱える課題の分析、解決策のアイデア、さらには課題解決に向けた具体的な提案を発表しました。

発表内容の一部を紹介します。

株式会社エイチ・アイ・エス

テーマは「旅行代理店の『価値』と、それらを活用したサービスや体験を考える」でした。ある学生は、「HIS」の魅力を広く知ってもらうために、顧客のニーズを分析し、宣伝方法の見直しを提案しました。フィールドワークでは、「HIS広島本店を利用したことがあるお客様」「HIS様を利用したことがあるお客様」「HIS様を利用したことがない若者」に聞き取り調査を行いました。その結果、HISの旅行プランや魅力が十分に認知されていないことが課題として浮上しました。

株式会社ひろぎんエリアデザイン(クニヒロ株式会社との協働実施)

テーマは「(忍耐も必要な)『令和の里海づくり』に、大学生が継続的に参加し続けてもらうために、どのような工夫(内容、伝え方、見せ方など)が必要か?」でした。ある学生は、大学生の価値観と「令和の里海づくり」活動とのずれに着目しました。フィールドワークでは、実際に尾道市の干潟で里海づくり活動に参加したり、大学生に聞き取り調査を行ったりしました。その結果、大学生は、社会貢献や就職活動につながる活動、特別な体験などに価値を感じることがわかりました。

合同会社トモシビファーム

テーマは「安芸津エリアにある資源を活用して、“ビジョン・イラスト”のような活気にあふれた安芸津を実現するためには?」でした。ある学生は、安芸津エリアから都市部に流出する若者が多いという課題に着目し、安芸津エリアの知名度向上と移住者獲得のための戦略を提案しました。フィールドワークでは、安芸津エリアの若者や移住者に対して聞き取り調査を行いました。その結果、安芸津エリアならではの強みや魅力をアピールする必要性、そしてインターネットを活用した情報発信の強化が課題として浮上しました。

学生たちは、これらの課題に対して、具体的な解決策を提案しました。今後、学生たちはチームを編成し、夏クォーターでは課題解決に向けた具体的なアイデアを創出し、8月2日(金)の最終報告会で発表する予定です。

今回の報告会では、学生たちの熱意と創意工夫に満ちたプレゼンテーションが光りました。企業からの課題に対して、学生たちは調査、分析、アイデア創出、提案という一連のプロセスを経験することで、実践的な問題解決能力を磨いています。
叡啓大学の課題解決演習Ⅱ中間報告会は、学生たちが企業と連携し、社会課題の解決に取り組む姿勢を垣間見ることができた貴重な機会でした。学生たちは、企業からのテーマに対し、綿密な調査や分析を行い、独自の視点で課題を捉え、具体的な解決策を提案していました。

特に印象的だったのは、学生たちがフィールドワークを通じて得た生の声を基に、課題を深く掘り下げている点です。例えば、「HIS」のテーマでは、学生たちは、顧客のニーズやHISの魅力に関する調査を行い、顧客の意識や行動を分析していました。また、「令和の里海づくり」のテーマでは、学生たちは、実際に活動に参加することで、大学生の価値観や活動へのモチベーションを理解していました。

今回の報告会では、学生たちのプレゼンテーションだけでなく、企業側の担当者からのフィードバックも興味深かったです。企業側の担当者は、学生たちの分析や提案に対して、的確な評価とアドバイスを与え、学生たちの学びを深めていました。

今回の報告会を通じて、学生たちは、社会課題の複雑さや解決の難しさ、そして企業との連携の重要性を改めて認識したと思います。また、企業側の担当者は、学生たちの新鮮な発想やアイデアから新たな視点を得ることができたのではないでしょうか。

今回の課題解決演習Ⅱは、学生と企業が共に学び、成長する素晴らしい機会だと感じました。今後の最終報告会では、学生たちがどのような解決策を提案するのか、今から楽しみです。

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