神奈川の「ME-BYOリビングラボ」とては~とHDが連携強化
神奈川県では、「未病」をテーマに新たな取り組みを進めています。その名も「ME-BYOリビングラボ」。このプログラムは、県民が安心して未病対策に取り組める環境を整えることを目的とし、未病関連製品やサービスの開発を支援するための実証フィールドを提供しています。
ては~とHDとの連携
この度、神奈川県政策局とては~とホールディングス株式会社(以下、ては~とHD)は、未病関連の商品やサービスのエビデンス構築のために連携を強化することを発表しました。ては~とHDは、幅広い介護福祉事業を展開しており、新商品開発を行う事業者へのサポートを通じて、この取り組みに加わります。
Care Solution Navi™の導入
ては~とHDが新たに展開する「Care Solution Navi™」は、特に介護現場からのフィードバックを基に商品開発を支援するプログラムです。専門の福祉用具専門相談員やプランナーが利用者の状態や環境に応じた用具選定を行い、試作から評価、プロモーションまでを支援します。
このサービスによって、企業は自社の商品を早期に現場で試し、実際のニーズに合致した形で事業化を進めることが可能になります。
サポート内容
「Care Solution Navi™」では、以下の支援が提供されます:
- - 企業が求めるニーズの調査
- - シニア層向けの体操教室を利用した実証フィールドとの連携
- - 実証後のプロモーション支援
さらに、神奈川ME-BYOリビングラボでは、実証事業全般について助言を行い、倫理審査が必要な場合はその申請書作成に関する支援も行います。このように双方向からのサポートで、実証事業の質を高めます。
連携の背景
この連携の背景には、昨年11月に開催された「ME-BYOサミット神奈川2024」があります。このイベントでは、地域の健康課題に対する医療や介護との連携、エビデンスの活用が求められるというメッセージが発信され、今後の取り組みへの期待が高まりました。
展示会参加のお知らせ
ては~とHDは、2025年2月に東京ビッグサイトで開催される「CareTEX東京‘25介護テクノロジー展」に出展する予定です。また、専門セミナーでは、未病産業における成功事例や現場の声を反映した製品開発の重要性について解説します。
開催概要
- - 展示会名: CareTEX東京‘25介護テクノロジー展
- - 期間: 2025年2月3日~5日
- - 場所: 東京ビッグサイト南展示棟
- - 小間番号: 7-30
商品紹介セミナー情報
- - 日時: 2025年2月5日(水)13:20~13:50
- - 登壇者: 宮沢太一(ては~とHD)、牧野義之(神奈川県)
この取り組みを通じて、神奈川県が未病の見える化を進めることができるとともに、県民の健康促進につながることが期待されています。今後の展開にぜひご注目ください。