佐賀銀行の脱炭素化推進に向けた新システム「炭削くん」
株式会社肥後銀行が提供するCO₂排出量算定システム「Zero-Carbon-System」、通称「炭削くん」が、佐賀銀行に正式に導入されることが発表されました。このシステムは、地域の事業者が脱炭素経営を実現するための重要な支援ツールとなります。
「炭削くん」導入の背景
気候変動や地球温暖化対策がますます求められる中、企業活動におけるCO₂排出量の管理は避けて通れない課題です。佐賀銀行では、「さぎん脱炭素経営支援サービス」を展開しており、今回「炭削くん」の導入が新たな一歩として位置付けられています。地域の事業者がこのシステムを活用することで、脱炭素化への取り組みがさらに加速することが期待されているのです。
システムの概要
「炭削くん」は、さまざまな企業のニーズに対応できる柔軟性を兼ね備えています。主な機能には、電気やエネルギーの使用量をシステムに入力することで、企業全体のGHG排出量を算定し、可視化することが含まれています。また、排出量削減目標の設定や進捗管理が可能で、算定結果をレポートとして出力することもできます。
特徴と機能
- - 追加料金なしでScope3まで算定: 企業の全体像を理解しやすくします。
- - ユーザー数課金制、無制限の拠点登録: 資源の無駄を省きます。
- - サプライチェーンにおける排出量算定: Scope1, 2, 3の全サプライチェーンでの管理が可能です。
利用料とサポート
「炭削くん」の利用は、月額2,200円(税込)からスタートします。初めの5ユーザーまではこの料金で利用可能で、それ以降は1ユーザー追加ごとに月額1,100円が追加されます。なお、決済方法はクレジットカードのみ対応しています。これによって、リーズナブルに脱炭素化を支援できるシステムが手に入ります。
まとめ
佐賀銀行が「炭削くん」を導入することにより、地域の脱炭素化を促進する新たな支援体制が整い、持続可能な社会の実現に向けた一助となるでしょう。双方の金融機関は、この協力関係を通じて、地域全体のカーボンニュートラル実現に向けた取り組みを加速していく所存です。この動きは、地域経済にもプラスの影響を与えることでしょう。
お問い合わせ先
肥後銀行の経営企画部サステナビリティ推進室へは、096-326-8603でお問い合わせが可能です。脱炭素化に向けた新たなステージとして、ぜひこのシステムの活用をご検討ください。