三井情報、新機能「楽シェア」の提供開始
三井情報株式会社(以下、三井情報)がインテリジェントコンテンツ管理プラットフォーム「Box」の新機能「楽シェア」を2025年4月より提供開始することを発表しました。この新機能は、ユーザーの操作を変更せずにPPAP対策を簡単に実現できるという特長を持っています。
PPAP対策の重要性
近年、企業からマルウェア感染のリスクを軽減するためや、誤送信による情報漏洩を防ぐ目的で、いわゆるPPAP(パスワード付きファイルの送付、パスワードの送付、暗号化、プロトコルの頭文字)が広く受け入れられてきました。しかし、2020年に政府がPPAP廃止方針を発表して以来、その代替手段としてクラウドストレージを利用したファイルの共有方法に焦点が当てられています。特に、Boxはクラウドにファイルを格納し、共有リンクを用いて安全に情報を送信できるため、多くの企業に注目されています。
ただし、従来のファイル添付のフローと異なり、共有リンクの発行やメールへの記載が使いづらいと感じるユーザーが多く、PPAP対策導入に対して躊躇する声もあがっていました。
「楽シェア」の特長
このような課題に対し、三井情報の「楽シェア」は、メールの添付ファイルを自動でBoxに格納する便利な機能を提供します。この機能では、送信者がメールに添付したファイルをBoxにアップロードし、自動的に生成された共有リンクをメール内に記載することが可能です。
受信者はBoxのライセンスを持っていなくても、リンクを通じてファイルの閲覧やダウンロードができるため、安全なファイルの取り扱いが可能になります。この仕組みにより、従来の「メール送信時にファイルを添付する」というプロセスを変えることなく、PPAP対策を実施することができるのです。
導入のメリット
「楽シェア」の導入は、運用の簡素化だけでなく、セキュリティの強化にも貢献します。今後2027年までに約100,000ユーザへの導入を目指しており、月額330円という低価格で利用可能であることも魅力の一つです。
まとめ
三井情報は、株式会社Box Japanが設立された2013年以降、1次代理店として多くの企業にBoxライセンスを提供してきました。「楽シェア」を通じて、より多くのユーザーに対しセキュリティ強化と業務効率化を実現し、今後もワンストップでのサービス展開を続けていくことを期待しています。詳細については、三井情報のウェブサイトや関連ページをご覧ください。
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