ノーコードでのシステム連携が実現
株式会社シムトップス(東京都品川区)が、現場帳票のペーパーレス化を実現する「i-Reporter」の新機能として、「Microsoft SQL Server」との連携機能を発表しました。この新機能は、プログラミングの知識がないユーザーでも手軽に利用できるノーコードでの実装を可能にしています。
1. 新機能「i-Repo Link」とは?
「i-Repo Link」は、i-Reporterを外部システムと結びつけるための機能であり、これまで別途プログラムの開発が必要だった「Microsoft SQL Server」との連携を簡易化しました。これにより、企業内でのデータ管理や帳票作成の効率が大幅に向上することでしょう。
1.1. 具体的な連携機能
新たに実装された機能は以下の通りです:
- - 自動帳票作成: Microsoft SQL Serverのテーブルやビューとi-Reporterのクラスターをマッピングすることで、必要な帳票を自動で生成します。
- - 入力データの登録: i-Reporterで得られたデータをMicrosoft SQL Serverに新規レコードとして簡単に登録できます。
- - データ取得: i-Reporterに必要なデータをGateway経由でMicrosoft SQL Serverから取得します。
- - マスターデータの取得: マスター選択クラスターを用いて、必要なマスターデータを簡単に取り込むことができます。
2. 使い方を簡単に
連携をする際は、「i-Repo Link」を操作するだけで完了します。データソースのフィールドとi-Reporterのクラスターが画面に表示され、クリックで結びつけるだけです。これにより、システム連携のハードルが大幅に下がったと言えます。
3. ユースケースの紹介
実際の業務において、どのようにi-ReporterとMicrosoft SQL Serverを連携させることができるのか、いくつかのユースケースを見てみましょう。
3.1. 製造指示情報の連携
生産管理システムが持つ製造指示情報をi-Reporterに連携し、自動帳票作成機能を活用すれば、作業実績情報を基に生産管理システムに登録が可能です。
3.2. 出荷指示情報の同期
在庫管理システムからの出荷指示をi-Reporterに取り込み、バーコードをスキャンして正誤判定も行えるため、これにより業務の効率が上がります。
4. 対応する外部システム
この新機能は、kintoneやFu-jin、Raijinなどの業務管理システムや、PostgreSQL、Oracleデータベースなどにも対応しており、将来的にはさらなる連携先の拡大も計画されています。
5. i-Reporterの利用者にとってのメリット
i-Reporterはすでに4,000社以上で20万人以上が利用している、日本国内での現場帳票ペーパーレス化ソリューションのトップシェアを誇っています。従来の紙帳票を簡単にデジタル化し、リアルタイムでデータを取り扱うことができるため、多様な業界で活用されています。
5.1. 使いやすいインターフェース
紙の帳票と同じレイアウトでデジタル帳票を作成できるため、誰でも直感的に使うことができます。また、音声入力によるハンズフリー操作や、AIとの連携も可能なため、さらに効率的なデータ管理が実現します。
6. まとめ
ノーコードでのデータ連携が可能になったことにより、「i-Reporter」を利用する企業は、業務プロセスのデジタル化に大きく寄与することが期待されています。プログラミングの知識がなくても簡単に使えるこの機能により、社内の生産性向上やデータ活用が一層進むことでしょう。
詳しい情報については、「i-Repo Link」の製品サイトやリリースノートをご覧ください。