札幌国際大学短期大学部「わくわくフェスティバル」最終公演が感動のフィナーレ
2025年11月15日、札幌国際大学短期大学部の学生たちが、歴史あるミュージカル「わくわくフェスティバル」の最終公演を上演しました。今年の演目は誰もが知る「オズの魔法使い」。この日、地域の子どもたちや多くの来場者から温かい拍手で迎えられ、43年にわたる伝統行事が感動のうちに幕を下ろしました。
「わくわくフェスティバル」は1983年からスタートし、学生たちが保育者として求められるスキルを身につけるための教育実践プログラムとして展開されてきました。ここでは脚本制作から演技、舞台監督まで全てを学生たちが手がけ、実践的な学びを重視してきました。1991年に正式な授業に組み込まれて以降、このフェスティバルは保育者養成における象徴的な活動として成長してきました。
最終公演に込めた思い
今年はダブル主演という新しい挑戦に立ち向かい、主役の学生が舞台監督も兼ねるという試みがなされ、さらには1年生もボランティアとして参加しました。このように学年を超えた協働が、最後の舞台を成功へと導きました。主題の「自分を見つける冒険へ~信じることが一番の魔法~」は、出演者たちの成長を象徴するものでもありました。
公演後のインタビューでは、ドロシー役を演じた2年生の学生が「練習中には意見の衝突もあったけれど、仲間の支えで本番を迎えることができました。それは私にとって一生の宝物です」と言い、仲間との絆を強く感じた様子を語りました。別の学生は「失敗しても仲間が助けてくれる経験が、保育のスキルに繋がる」としみじみと感想を述べています。
保育者養成の未来
今回の最終公演をもって、札幌国際大学短期大学部の学生募集は終了するものの、保育者養成に関しては札幌国際大学の人文学部心理学科 子ども心理専攻において今後も継続されます。これからも地域の教育や保育に貢献できる人材育成に努めることが約束されています。
大学について
札幌国際大学は北海道札幌市清田区に位置し、まさに未来を担う教育機関として地域に根付いています。学長の蔵満保幸のもと、公式サイトでは最新情報が提供されています。
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教育の場としての「わくわくフェスティバル」は、その幕を閉じるものの、次世代の保育者たちが続く教育に新たな風を吹き込むことを期待しています。彼らの冒険は、これからも続いていくのです。