YADOKARIからの新提案:木造トレーラーハウス対応シャーシ「YNR」シリーズの販売開始
YADOKARI株式会社は、2025年1月22日より新たに木造トレーラーハウス対応のシャーシ「YNR-600、720、900」を販売することを発表しました。この新しいシャーシは、オリジナルデザインのトレーラーハウスをより手軽に製作できることを目指し、特に木造部分の造りやすさに重点を置いて開発されています。
トレーラーハウスの背景
最近、日本においてもトレーラーハウスを利用した生活やビジネスの事例が増加しています。トレーラーハウスは、移動できる住居としての特性を持ち、場所の制約を受けずに多様なリビングが可能です。YADOKARIは、これまでの経験をもとに、さらにオリジナルデザインのニーズが高まると見込み、新しい木造トレーラーハウス対応シャーシを開発しました。
今までのトレーラーハウスのシャーシは、一般的には鉄骨で構成されているため、木造の上物と繋げる際にさまざまな技術的な問題がありました。しかしYADOKARIの新製品では、木造での制作ができる構造を採用しており、これにより木造建築に対するアプローチが大きく変わることでしょう。
YNRシリーズの特徴
1. 木造でのトレーラーハウス製作が容易
新製品では、シャーシが木造で制作できるため、従来の鉄骨のものと比べてより簡潔にトレーラーハウスを構築可能です。また、オプションとして用意された鉄骨土台フレームにより、着脱も容易に行えます。
2. 着脱が簡単なコンテナロック式
シャーシと上物の接続にはトレーラーハウスで一般的に使用されるコンテナロック式を採用。この方式ならではの手動操作による簡便さが特徴です。年に一度必要な車検の際にも、専用のジャッキを用いることで手軽に取り外しが可能です。
3. コンパクトなサイズ
新開発のシャーシは、従来製品よりも約130mm高さを低く設計されており、内部空間を広々と使用できます。また、幅も2,160mmと狭くなっているため、狭い道路での運搬が格段にしやすくなっています。
4. 軽量設計と積載量の向上
シャーシ本体の鉄骨使用量を削減し、約300kgの軽量化を実現。これにより、トレーラーハウスの総重量が3,500kgに制限されている中で、最大積載量が2,850kgと増加しました。
販売情報
「YNR」シリーズの販売価格は、
- - YNR600:1,120,000円(税抜)
- - YNR720:1,220,000円(税抜)
- - YNR900:1,680,000円(税抜)
また、各モデルに対応した鉄骨土台フレームもオプションとして販売されます。
この新しいシャーシを用いることで、デザイナーや建築家は自由な発想をもって、オリジナルのトレーラーハウスを製作することができます。この取り組みは、これからの新しい暮らしの形を提案する重要な一歩となるでしょう。
詳細や商品の購入はYADOKARIの公式サイトで確認できます。さらに、2025年2月にはシャーシの見学会も予定されていますので、興味のある方はぜひ参加を検討してみてください。
会社概要
YADOKARI株式会社は、2011年の東日本大震災を契機に、暮らしにおける新しい価値観やライフスタイルの提案を行ってきました。特に、移動式トレーラーハウスによる多拠点居住やシェアリングの考えを重視し、これからも社会課題の解決に向けた取り組みを続けてまいります。
詳しい会社の情報については、公式ウェブサイトをご参照ください。