J&J事業創造がメタバースXANAで新たな観光体験を提案

J&J事業創造がメタバース「XANA」に進出

株式会社JTBとJCBが共同出資したJ&J事業創造は、最新技術を活かした観光体験を提供するため、メタバース「XANA」に新たに進出することを発表しました。この動きは、既に約90兆円の市場規模を誇るメタバースやNFT、ブロックチェーン分野へ挑戦するものです。

協業の背景

近年、次世代のインターネットとして注目を集める「Web3.0」やブロックチェーン技術が急速に普及しています。特に、コロナウイルスの影響で長期的な打撃を受けた日本の観光業界にとって、この新しいプラットフォームは新たな人々の流れや交流を促進する可能性があります。メタバースを通じてリアルの観光体験が回復することが期待される中、J&J事業創造は新たな商圏作りへの期待を膨らませています。

事業内容

J&J事業創造は「XANA」の中で、仮想土地を所有し、様々な施設を構築します。この中には、大規模なメタバースイベントが開催できるホールや、アートギャラリー、ライブイベントスペースなどが含まれます。自治体や観光事業者、企業、教育機関などへのスペースレンタルを行い、さらにメタバース活用に向けた戦略的な支援も提供する予定です。

また、NFTの特性を活かし、地域貢献をテーマにしたVR空間を作成し、地域課題の解決や新しいソリューション開発にも乗り出します。すでに「鉄腕アトム」とのコラボレーションで「ご当地NFTトレーディングカード『Astroboy × Japan NFT』」を開発・販売しており、これが話題を呼びました。特に鳥取県との連携による第一弾は、発売初日で即完売となり、多くの国からの注目を集めています。

新たなシナジーの創出

J&J事業創造は、観光分野における深いノウハウを持っており、さらにJTBとJCBの強力なネットワークが加わることで、新たなビジネスシナジーの創出を目指しています。これに加え、NOBORDER.zが持つグローバルなマーケティング能力や先進技術が融合し、効果的な観光マーケティング戦略が展開されることが期待されています。