令和7年度XRデバイスを用いた快適な利用環境を実現する提案公募

令和7年度XRデバイス実証事業の提案公募



総務省は、令和7年度に向けた新たなプロジェクトとして、XRデバイスを安全かつ快適に利用できる環境整備に資する技術の実証事業に係る提案の公募を行います。この提案公募は、2023年5月14日から同年6月2日までの期間に実施され、VR(バーチャルリアリティ)やAR(拡張現実)などの没入型技術を用いた新たな体験の構築を目指しています。

背景と目的



近年、VRやARといった没入型技術はメタバースへのアクセス手段として急速に発展してきました。これらの技術を使用することで、ユーザーは没入感のある体験を得ることができますが、その一方で「VR酔い」と呼ばれる不快感やその他のリスクも報告されています。このような課題を解決し、より多くの人が安心してXRデバイスを利用できる環境を整えることが求められています。

総務省は、この状況を踏まえ、XRデバイスを使用する際のリスクを最小限に抑え、その利点を最大限に生かすための方策を検討します。これにより、技術の利活用が進むことを期待しています。

公募の対象者と事業概要



今回の提案公募の対象となるのは、没入型技術に関連する研究や技術開発を行っている事業者、研究機関、大学などです。公募される事業は、安心で安全な没入型技術の利用環境を実現することを目的とし、具体的には「VR酔い」などの不快感の原因や、これを軽減するために効果的な対策に関する検証を行います。

応募方法



応募を希望する方は、提出期限までに提案書を作成し、指定された手順に従って電子メールで提出する必要があります。応募の締切は2023年6月2日17時必着であり、郵送やFAXでの提出は受け付けていません。かならず、実施要領に従い、編集可能な形式で提出するよう注意が必要です。

応募から選定の流れ



提案書の選定作業は、総務省内での書面審査を基に行い、必要に応じてヒアリングを実施します。ヒアリングを行う場合、該当する提案者に個別に通知が行われます。最終的な委託候補の発表は、2023年6月上旬を予定していますが、状況により変更の可能性もあります。

関係資料



公募に関する詳細な情報は、関連資料として別紙の実施要領や提案書の作成要領が公表されています。これらの資料は、提案を行う上での重要なガイドラインとなるため、応募者は必ず確認するようにしましょう。

この公募は、未来のXRデバイス利用環境の改善を目指した重要なステップです。参加を希望する研究者や企業は、お早めに準備を進めてください。

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