生成AI活用を学ぶ弁護士のコミュニティ、参加者1000名超えの快挙

生成AI活用を学ぶ弁護士のコミュニティ、1000名突破

「弁護士のための生成AI実践コミュニティ」が、設立から約7ヶ月で1000名を超える参加弁護士を迎え入れ、新たなステップを踏み出しました。このコミュニティは、法務業界における生成AIの利用を促進するために設立されたもので、弁護士の皆さんが安心してAI技術を活用できる場を提供することを目的としています。

創設の背景と目的

2025年5月26日に設立されたこのコミュニティは、「依頼者のために」「社会のために」、「弁護士自身のために」という理念のもと、生成AIに関する「実践知」を学び合うことを重視しています。創設当初から強調されていた『誰も取り残さない』という運営方針は、次第に弁護士が安心して生成AIを活用できる環境作りへと発展しました。

コミュニティの運営代表である康弁護士は、「守秘義務や弁護士倫理との関係で、AIを使うことに不安を感じる方々の声を多く聞きました。私たちは、その不安を解消するための支援を行いたいと考えています。」と語ります。

コミュニティの活動内容

このコミュニティでは、オンラインとオフライン両方のイベントが開催されています。例えば、最初のオンライン勉強会では、150名以上の弁護士が参加し、動画はコミュニティ内でアーカイブ配信されています。その後、オフラインイベントも実施し、リアルな交流が知らず知らずのうちに加速しました。

オフラインイベントでは、弁護士同士のリアルな悩みや成功事例を共有する機会が提供され、参加者同士の絆が強まりました。このようなつながりを持つことで、生成AIの実践に関する知識や経験を効率的に共有しやすくなります。

さらに、現在では参加者限定のセミナー動画が11個も揃っており、弁護士は自分の好みのタイミングでAIに関する知識を深めることが可能です。

今後の展望

コミュニティの運営には、地域の弁護士会や法律事務所向けに生成AI実践研修も含まれ、より多くの弁護士が実務でAIを活用できるよう、動画コンテンツの拡充や知見の共有も進めています。「安心して失敗できる場」としての役割も重視しており、積極的に実験的な活動を続けています。

この度、参加者1000名突破を記念し、特別な「記念交流イベント」が近日中に予定されています。このイベントでは、さまざまな弁護士が集い、ネットワーキングを行い、新しい法務の形について話し合う予定です。

「当コミュニティは、弁護士同士の大きな輪を作り、互いに学び合い、前進し続けることを目指しています。この道のりをともに歩んでいきましょう」と康弁護士は力強く述べています。今後の活動を通じて、弁護士業界における生成AIの活用がさらに進展することが期待されます。