大和ハウスグループは、米国フロリダ州オーランドのユニバーサルブールバードに新しいホテル「EVEN Hotel and Staybridge Suites」を着工しました。このプロジェクトは、グループにとって初の米国でのホテル開発プロジェクトであり、IHG(インターコンチネンタル・ホテルズ・グループ)と共同で進めています。
プロジェクトの概要
新たに建設される「EVEN Hotel and Staybridge Suites」は、ビジネス用途の「イーブンホテルズ」と長期滞在型の「ステイブリッジスイーツ」の2つのブランドを1つの建物に集約し、計288室を提供する計画です。
設計と施行
このホテルは、地上7階建て、総延床面積は約18,640㎡で設計はバスカーヴィルが担当し、施行はウエルブロ・ビルディングコーポレーションが行います。オープン予定は2026年8月です。
地域密着型の展開
大和ハウスグループの事業は、地域のニーズに合わせた事業展開が特徴です。今回のホテルは、観光名所やビジネスエリアへのアクセスが良好で、最寄りには「ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート」や「ユニバーサル・オーランド・リゾート」が広がっています。オーランドは年間約7,400万人の観光客が訪れる全米屈指の観光地で、観光とビジネスの双方に貢献できる立地です。
ユーザーニーズに応える設備
「イーブンホテルズ」は、ゲストが快適に仕事をするためのスタジオタイプの客室やスイートルームを提供し、「ステイブリッジスイーツ」は、キッチンを備えた広めの客室が特長です。また、共用部分には大型コンベンションルームやトレーニングルーム、屋外プールなど、ビジネスからレジャーまで多様な利用に応じた施設が整います。
IHGとの協業
IHGは、100カ国以上で6,400軒以上のホテルを運営するグローバルホスピタリティ企業であり、「EVEN Hotels」はその中でもウェルネスを重視した唯一のホテルブランドです。エンドユーザーのニーズに応えるため、アクティブなライフスタイルをサポートするための各種オプションが提供されます。
まとめ
大和ハウスグループの今回のプロジェクトは、観光・ビジネスの両面での需要に応える新たな拠点として、エンターテインメントやビジネス拠点が密集するオーランドに位置しています。定期的に訪れる観光客やビジネス利用者に対し、利便性の高い宿泊体験を提供することで、エリアへの経済的寄与も期待されています。これからの成長を見逃せないプロジェクトと言えるでしょう。