デジタル戦略岐阜県
2021-03-23 09:00:02
岐阜県がアフターコロナに向けたデジタル戦略を本格始動!
岐阜県がアフターコロナのインバウンド回復に向け、本格的なデジタルマーケティングを展開しています。この取り組みは、特に外国人旅行者に向けた情報発信の強化を図るもので、9つの言語に対応したウェブサイト「VISIT GIFU」がリニューアルされました。このサイトでは外国人ライターやカメラマンによる取材記事が掲載され、岐阜県の魅力を外国人目線で紹介しています。
さらに、岐阜県は着地型の体験コンテンツやミシュランガイドに掲載された店、宿泊施設、外国語の観光ガイドまでのワンストップ予約サービスも提供。これにより、訪れる外国人がよりスムーズに旅行を楽しめる環境を整えています。加えて、検索エンジンでの可視性を向上させるためにSEO対策、リマーケティング、コンバージョン分析に取り組んでいます。
さらに、岐阜県はPR動画の配信にも力を入れています。フランスの「ダ・ヴィンチ・コード」撮影チームが手がけたPR動画「Timeless Japan」はYouTubeで配信されており、再生数は700万回を超えました。この動画は岐阜県を舞台にした体験を推奨する内容で、観光地情報や体験型コンテンツへ誘導するためのリンクも設定されています。特に、岐阜県が誇る「刃物づくり」や「地歌舞伎」といった伝統文化の体験予約ページへのアクセスを容易にしており、視聴者が興味を持って次のステップに進むことができる仕組みです。
また、Googleマップを活用した県内の観光スポットの登録促進も進められています。コロナ禍での車移動の需要に応じて、450箇所以上の観光スポットが新たに登録され、基本情報やイベント情報の他にコロナウイルス対策の情報も提供。さらに、観光地の利用者の行動データを収集・分析し、今後の県の施策や各施設のサービス向上に活用される予定です。
岐阜県はEコマースでの“モノ×観光”プロモーションも開始しました。伝統工芸品である美濃和紙や関の刃物など、岐阜県の特産品を海外で購入する仕組みを整えています。楽天株式会社と連携し、フランスとアメリカ向けのECサイトを通じて、県産品を販売。これにより旅行前後でのショッピングが可能となり、県産品の販路拡大にも寄与しています。
さらに、デジタルとリアルが融合したプロモーションとして、イタリアの人気DJ・La Pinaとコラボレーションを実施。彼女が岐阜県を訪れた様子をガイドブックとして発表し、Instagramのフォロワーを対象としたキャンペーンも展開しました。La Pinaの投稿によって、岐阜の魅力をイタリア語で広め、多くのイタリア人に情報が届けられるようになりました。
このように、岐阜県はデジタルマーケティングを通じて、アフターコロナに向けた観光誘致の強化に取り組んでおり、一連の施策が県の魅力を一層引き立てることが期待されています。
会社情報
- 会社名
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岐阜県
- 住所
- 岐阜県岐阜市薮田南2-1-1
- 電話番号
-
058-272-1111