送電設備点検の新サービス
2025-09-01 15:28:40

中部電力とセンシンロボティクスが送電設備診断を革新する新サービスを開始

中部電力とセンシンロボティクスが新しい送電設備診断サービスを開始



中部電力パワーグリッド株式会社と株式会社センシンロボティクスは、送電設備の点検コンサルティングサービスを共同で提供開始しました。このサービスは、最新のドローン技術やAIを駆使して、効率的かつ高精度な点検を実現するものです。

技術の背景と開発経緯


この新サービスは、両社が共同で開発した架空送電設備自動点検技術に基づいています。2021年から運用中の業務アプリケーション『POWER GRID Check』を用いることで、ドローンによる自動点検を行い、作業員の負担を軽減することが可能となっています。特に、2023年には、AIを活用した異常検出機能も実装され、点検作業の質がさらに向上しました。

サービスの特徴


このコンサルティングサービスの特徴は、顧客が保有する送電設備の点検から、補修計画の策定までをワンストップで提供する点にあります。センシンロボティクスは、顧客に『POWER GRID Check』のライセンスを提供し、点検データを顧客自身で利用できるようにし、中部電力パワーグリッドは点検および補修計画の立案を行います。これにより、顧客は効率的な設備管理を実現することが可能です。

今後の展開


両社は将来的に、全国各地の送電設備への展開やコンサルティングサービスの対象設備の拡大を予定しています。また、機能拡張や点検データの活用支援を通じて、より高度な保全・管理を目指しています。このダイナミックな取り組みは、送電設備の安全性向上やコスト削減に大きく寄与することでしょう。

ドローン技術の活用


ドローンを使った架空送電設備の点検は、安全かつ効率的に行われます。中部電力パワーグリッドの技術者は、専用アプリケーションを用いて、従来の危険な高所作業を安全にこなすことができます。さらに、ドローンによる高精細データを『POWER GRID Check』に集約し、異常や劣化を正確に分析します。

総合的なコンサルティング


点検結果に基づく報告書の作成に留まらず、最適な補修計画も提案し、顧客の負担を軽減します。このアプローチによって、コストの削減や効率的な運用が期待されます。

センシンロボティクスの使命


センシンロボティクスは、社会の「当たり前」を進化させるべく、AIやデータの力を利用して様々な課題を解決しています。労働力不足や安全リスク、コストの上昇といった問題をトータルで支援するこの企業は、持続可能な未来の実現に向けて尽力しています。

中部電力パワーグリッドとセンシンロボティクスの協力によって実現したこの新サービスは、電力業界に新しい風を吹き込むことでしょう。今後の展開にも期待が高まります。


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会社情報

会社名
株式会社センシンロボティクス
住所
東京都品川区大井一丁目28番1号住友不動産大井町駅前ビル4階
電話番号

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