ココンがレピダムを取得
2016-08-30 11:01:06

ココン、株式会社レピダムの株式取得でサイバーセキュリティを強化

ココン、株式会社レピダムの全株式を取得



ココン株式会社は、東京都渋谷区に本社をかまえる株式会社レピダムの全株式を取得することになり、これによりレピダムは完全子会社化されます。ココンは、情報技術に関連する研究開発やコンサルティング事業を展開する企業で、特にサイバーセキュリティにおける事業強化を目指しています。

この資本提携の目的は、サイバーセキュリティ事業を戦略的に強化し、レピダムの持つ高い技術力や研究開発のノウハウを活用することです。レピダムは、産官学の連携による多くの研究開発援助実績を持ち、同社の強みを最大限に生かすことで、ココンは更なるサービスの拡充と付加価値の向上を狙います。具体的には、自動化技術や人工知能といった次世代技術を取り入れ、セキュリティ診断を自動化するツールの共同研究開発も進めていく方針です。

株式会社レピダムの経営は、現代表である林達也氏が独立した立場で継続し、同時にココンの執行役員に就任するため、グループ全体の経営にも関与します。このダイナミックな動きは、両社の持つ技術や知見を融合させることで、さらなる成長へとつながることでしょう。

サイバーセキュリティ事業におけるココンのビジョン



ココンは、2015年に別の関連会社である株式会社イエラエセキュリティを完全子会社化しました。この企業は、Webやスマートフォンアプリのセキュリティ診断を行い、大手企業やセキュリティベンダーと協力しています。特に、国内トップクラスのホワイトハッカーが在籍しており、世界的に有名なハッキングイベント「DEFCON CTF」にも日本代表として参加する実績があります。

当社は、これらの専門技術を活用し、IoTや次世代デバイスの脆弱性診断やハッキング対策に注力しており、今後さらにサイバーセキュリティの専門企業としての地位を強化していく考えです。

株式会社レピダムについて



レピダムは、ソフトウェアセキュリティやネットワークプロトコル、個人データの研究開発を専門としている企業です。2014年には、OpenSSLにおける深刻な脆弱性を発見したことで世界的に認知されています。林達也氏は同社の創業者であり、様々な標準化活動や講演を通じて、サイバーセキュリティ分野におけるリーダーシップを発揮しています。彼はまた、デジタルアイデンティティ技術の進展にも関わっており、業界内での影響力を持つ存在です。

企業としてのレピダムは、一般企業のみならず公的機関や教育機関からの依頼を受け、研究開発を行う実績が多数あります。これにより、業界での圧倒的な信頼と専門性を確立しているのです。賢い資本提携は、両社の今後の成長を促進し、業界内での競争力を更に高めることでしょう。

ココンの戦略的な動きと、レピダムとの統合がもたらす可能性に、今後の展開に期待が高まります。サイバーセキュリティはますます重要視される分野であり、両社の協力によって新たなサービスや技術革新が進むことが期待されています。

会社情報

会社名
株式会社イエラエセキュリティ
住所
東京都渋谷区広尾1-13-7恵比寿イーストビル6F
電話番号
03-6276-5590

トピックス(IT)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。