テレワーク時代の新時代の経営指標
近年、ビジネス界ではテレワークが急速に普及し、企業の経営戦略が大きく変わろうとしています。特に、株式会社日本パープルが提供する法人向け宅配型トランクルーム「StockMAMORU」が注目されています。このサービスは、企業における「従業員体験(Employee Experience、以下EX)」の向上を支援し、バックオフィス業務のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するものです。
テレワークの目的が変わった
総務省が発表した「令和6年通信利用動向調査」によると、テレワークの導入目的が変化しています。以前は新型コロナウイルス感染症対策が主な理由でしたが、現在は「業務の効率性・生産性の向上」や「勤務者のワークライフバランスの向上」が主要な目的となっています。この変化は、企業がテレワークをただの防衛策から、積極的な経営戦略へと再定義していることを示しています。
課題は物理的な管理
しかし、この「攻め」の戦略に移行する際、多くの企業は予想外の壁に直面しています。その一つが「物理的な書類や備品の管理」です。出社しなければできない業務が残ることで、従業員のモチベーションが低下し、生産性の低下を招いてしまうのです。この問題を克服できなければ、EXの質が損なわれてしまう可能性があります。
従業員体験(EX)の重要性
従業員体験(EX)とは、従業員が企業で経験するすべての体験を指します。採用から日々の業務、職場環境、退職に至るまで、すべての要素が組織のエンゲージメントや生産性に影響を与えます。従来の「従業員満足度(ES)」が給与や福利厚生に基づいていたのに対し、EXはより包括的に従業員の体験を捉えます。ポジティブなEXは、企業の競争力向上に不可欠です。
解決策「StockMAMORU」
「StockMAMORU」は、物理的な管理の課題を解決するために開発された法人向けのサービスです。この宅配型トランクルームは、オフィスの書類や備品をオンラインで預け入れ・出庫指示が可能で、その管理が客観的に行えるよう設計されています。具体的には、以下の3つのポイントでEXの向上を実現します。
1.
場所からの解放: クラウド上で在庫を確認し、必要な場所への配送手配が可能。
2.
属人化の排除: 預けたアイテムを写真付きで一覧管理し、チーム内情報共有を促進。
3.
コア業務への集中: 管理業務の工数削減により、創造的業務に注力。
具体的な成果
実際に「StockMAMORU」を導入したITソリューション開発企業では、展示会備品の管理を切り替えることで、年間約30時間の業務削減に成功しました。この時間はコア業務に振り向けられ、事業の成長へとつながっています。担当者からは「初心者でも簡単に使え、社内の在庫共有にも役立っています」との声も寄せられています。
「持たない経営」の実現
企業が市場環境に柔軟に対応し、競争力を高めるためには、全従業員が最高のパフォーマンスを発揮できる環境を整えること—即ち優れた従業員経験(EX)の実現が必要です。「StockMAMORU」は、従来の固定資産の概念を覆し、「持たない経営」と「業務効率化」を両立させ、企業の持続的な成長をサポートしています。
株式会社日本パープルについて
株式会社日本パープルは1972年に創業し、情報セキュリティ事業を主な柱に、企業の文書管理や情報資産の安全な活用を支援してきました。今後もその経験を基に最適なソリューションを提供していきます。