鳥羽商船高専が受賞
2025-11-05 09:46:44

鳥羽商船高専、ロボコンで特別賞を獲得し注目を浴びる

Toba National College of Maritime Technologyの活躍



三重県鳥羽市に位置する鳥羽商船高等専門学校が、令和7年10月5日、富山県八尾スポーツアリーナで開催された「アイデア対決・全国高等専門学校ロボットコンテスト2025」東海北陸地区大会で特別賞(田中貴金属賞)を受賞しました。この結果は、学校のロボコン部及びPBLロボコンプロジェクトチームに所属する学生たちのたゆみない努力の成果です。

高専ロボコンの意義



高専ロボコンは1988年に始まり、今年で38回目を迎える伝統的な競技イベントです。学生たちはチーム活動を通じて、創造力やものづくりの技術を磨いています。今年の競技テーマは『Great High Gate』。課題は段ボール箱を使ってゲートを作り、ロボットと人が乗る台車がその下をくぐるというもので、得点はその高さに依存します。この競技を通じて学生は、設計面や戦略面での創意工夫に挑戦しました。

競技制作に向けた5カ月間の奮闘



競技課題の発表は4月中旬で、学生たちはルールをじっくりと研究した上で、アイデア出しを行いました。特に1年生の学生は、競技フィールドの1/20縮尺模型を作成し、先輩たちの議論を支える役割を果たしました。夏休みが明けると、アイデアを実現するための作業が本格化。チームワークを重視しながら基板の製作、部品加工、組み立て作業を行い、試行錯誤の末にロボットが完成しました。

注目のパフォーマンス



大会当日、Bチームは鳥羽商船高専ロボコン史上初の女子リーダーを中心に若いチームで挑みました。彼女たちは190cmの箱を一度に運び、アクチュエータを駆使してゲートを立てる姿は観客の心をつかみました。Aチームも馬と戦車をモチーフにしたロボットで参加。エキシビションマッチでは「人が乗ったロボットがゲートをくぐる」というマジックを披露し、会場は歓声に包まれました。

大会後のさらなる展開



大会から僅か1週間後、オープンキャンパスが開催され、そこで学生たちは大会で使用したロボットのパフォーマンスを披露しました。来場者からは「ロボコンに興味が湧いた」といった声が多く寄せられ、学生たちはものづくりの楽しさやロボコンの魅力を広める絶好の機会となりました。

鳥羽商船高専について



鳥羽商船高等専門学校は1875年に創設された歴史ある学校で、船員やエンジニアを育成するために多様なカリキュラムを用意しています。日本で最も古い商船系高等専門学校として、地域と世界で活躍できる技術者の育成に力を入れています。学校のウェブサイトでは、詳細な情報が提供されているのでぜひチェックしてみてください。

公式ウェブサイト: 鳥羽商船高等専門学校


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会社情報

会社名
独立行政法人国立高等専門学校機構
住所
東京都八王子市東浅川町701-2
電話番号

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