ネクストジェンが新たに開発したSBC『NX-B5000 for Enterprise』
東京都港区に本社を構える株式会社ネクストジェンが自社開発した相互接続システム、SBC『NX-B5000 for Enterprise』が特筆すべき認定を受けました。それは、日本アバイア株式会社が提供するクラウドコンタクトセンター「Avaya Experience Platform™(AXP)」との接続認定を取得したというもので、国内初となります。
この接続認定取得により、『NX-B5000 for Enterprise』はAXPの広範なクラウドベースのカスタマーエクスペリエンス(CX)ソリューションと円滑に連携できるようになります。これにより、音声通信を含むコンタクトセンターの業務の効率化やパフォーマンス向上、さらには顧客対応の強化が期待されます。特にビジネス環境において、迅速かつ的確な顧客サポートは企業の成長を大きく左右するため、この技術革新が持つ意義は計り知れません。
SBCの重要な役割
『NX-B5000 for Enterprise』は、異なる通信ネットワーク間の相互接続を容易にするために設計されたSBCです。日本国内の多くの通信事業者が提供している各種サービスとも互換性が高く、この新しいSBCを通じてAXP上でのIP電話サービスの利用が大いに促進されるでしょう。
この接続認定は、ネクストジェンと日本アバイアが長年築いてきた協力関係のもとで実現しました。これにより、他のサードパーティ製品同様に正式にAXPのコンタクトセンタープラットフォームと連携することが可能になったのです。
新たなサービスの推進
また、ネクストジェンは、もう一つの製品であるクラウド型SBC『U-cube friends』と組み合わせて、固定電話番号を活用したフルクラウド型コンタクトセンターの構築を進めています。この新しいシステムは、PBXやコンタクトセンター用の設備を全てクラウドに移行することができ、企業の負担を大幅に軽減します。
市場の成長性
2021年度から2025年度にかけて、コンタクトセンターソリューション市場は年平均成長率(CAGR)2.75%で推移する見込みです。特にDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進に伴い、クラウド型コンタクトセンターサービスの需要は急増しており、2025年度には市場規模が5,230億円に達すると予測されています。
今後の展望
ネクストジェンでは、電話回線サービスの課題解決に向けて、必要な通信キャリアとの連携を強化し、商用利用のための手続きを進めています。また、さまざまなビジネス形態に適合するSBCシステムの提案力を武器に、今後市場シェアの25%以上を目指しています。
さらに『NX-B5000 for Enterprise』や『U-cube friends』といったソリューションのさらなる拡充を図ることで、AXPとの連携がもたらす効果を最大限に引き出し、市場での競争力を増強する方針です。これにより、多くの顧客に価値あるソリューションを提供し、企業の成長を後押しすることを目指します。
企業の背景
株式会社ネクストジェンは、2001年に音声ネットワークシステムのIP化とソフトウェア化をテーマに事業を開始しました。以来、日本初の商用IP電話の導入に関与するなど、IPネットワークにおけるボイスコミュニケーションの領域でパイオニアとして活躍してきました。現在も、クラウド PBXや音声収録、AIを用いたソリューションを活用し、様々な分野でその技術力を発揮しています。
詳細については、ぜひネクストジェンの公式Webサイトを訪れてみてください。