キャリア支援プラットフォーム
2017-10-13 10:00:48

2020年入試改革に対応する中高生向けキャリア支援プラットフォームの開設

2020年から始まる大学入試改革では、「課題発見解決力」が問われることになり、その重要性が増しています。特に注目すべき点は、現代においてはAIが解決策を提示できる一方で、求められているのは「課題発見力」、つまり「問いを立てる力」です。しかし、従来の暗記重視の学習に慣れている中高生たちにとって、この「問いを立てる」ことは新たな挑戦となっており、どのようにアプローチすればいいのかを理解するのは容易ではありません。

このような状況を背景に、私たちは中高生向けのキャリア支援プラットフォームを立ち上げました。このプラットフォームでは、日常生活に関わるテーマを16個選定し、それに基づいて問いを立てる方法を提案しています。具体的には、学生がコンテンツを消化することにより、自ら新たな問いを記録し、その問いに対して社会人や同じ中高生から承認や質問を受ける仕組みを整えました。この機能はただ回答を求めるのではなく、問いを掘り下げることを促すものであり、私たちはそのサポートを行う人を「青ペンコーチ」と呼び、学習意欲の向上に寄与してもらっています。

さらに、生徒はプラットフォーム内で一定量のコンテンツを閲覧後に「アクセス解析」ボタンを押すことで、自分の閲覧履歴を確認できます。これにより、自分が興味を持っている学問を把握しながら、残した疑問を元に大学への志望理由を考えることが可能です。この機能は生徒の学びをサポートするだけでなく、キャリア支援に関する業務を担う教員の負担を軽減するツールにもなります。

2020年以降の入試では、定量的な学力に加え、「なぜその大学を選ぶのか」「なぜその学問を選ぶのか」といった定性的な理由も評価対象となります。そのことから、より個別的かつ高品質なキャリア支援が必要とされています。しかし、実際のところ多くの教員は、学校外の職場経験が乏しいため、どの学問が社会でどう生かされるのかを具体的にイメージできないことが多いのが現実です。このプラットフォームは、そのような社会人がキャリアのロードマップを提供し、その情報を生徒や保護者とシェアすることで、教員のキャリア教育活動を支援する役割を果たすことを目指しています。

また、現在私たちは人工知能を駆使したアバターによる「AIコーチ」の開発も進めており、年明けにはこの機能をプラットフォームに導入する予定です。これによって、生徒の「進路決定ステージ」を一層高め、より質の高いキャリア支援を提供できるよう取り組んでまいります。

会社情報

会社名
株式会社Coach For All
住所
広島県東広島市下見997-1
電話番号
090-2554-9752

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