女子中高生向けSTEM職場体験プログラム「Girls Meet STEM Career」始動!
公益財団法人山田進太郎D&I財団は、女子中高生向けのSTEM(理系)領域の職場体験プログラム「Girls Meet STEM Career」を7月11日より開始しました。このプログラムは、JR東日本、MUFG、Honda、LINEヤフー、理化学研究所など16の企業および研究機関と連携し、中高生女子が楽しくSTEM領域の職場を体験できる機会を提供します。
日本のSTEM分野における女性の少なさ
日本のSTEM領域への女性の大学進学率は、OECD諸国の中で最低水準です。エンジニアとして活躍する女性の比率もOECD平均を下回り、人材の育成が遅れている現状があります。一方で、企業は理工系女性の採用を積極的に進めたいと考えており、STEM分野で活躍する女性を増やすことは喫緊の課題となっています。
「Girls Meet STEM Career」が目指すもの
「Girls Meet STEM Career」は、進路選択前の女子生徒がSTEM領域の仕事や学びに触れる機会を提供することで、キャリアへの興味関心を高めることを目指しています。企業や研究機関のオフィスツアーや工場・研究所ツアー、STEM領域で活躍する社会人女性との交流会などを通して、女子中高生は実際にSTEM分野で働く人の話を聞き、将来の選択肢を広げることができます。
16社の企業・研究機関が参加
プログラムには、旭化成、アサヒグループホールディングス、NTTデータグループ、京セラ、サイバーエージェント、サントリーホールディングス、SOMPOホールディングス、日本電気、東日本旅客鉄道、本田技研工業、三菱電機、三菱UFJフィナンシャル・グループ、メルカリ、LINEヤフー、理化学研究所、リクルートなど、幅広い分野の企業・研究機関が参加しています。各企業・研究機関は、自社の事業内容やSTEM分野における取り組みについて紹介し、女子中高生との交流を通じて、将来のロールモデルとなることを目指しています。
参加企業・研究機関からのコメント
各企業・研究機関からは、女子中高生のSTEM分野への進出を応援するメッセージが寄せられています。
旭化成株式会社 西川知 上席執行役員(人事担当):「持続可能な社会に向けたイノベーションの創出には多様性が重要であり、日本の女性がSTEM分野に進学し活躍できる場を広げていく貴団体の活動に賛同します。」
アサヒグループホールディングス株式会社 山岸裕美 顧問:「アサヒグループは、『shine AS YOU ARE』のDE&Iコアメッセージのもと、社員の個性を尊重し自由に輝くことを応援しています。貴財団の取り組みに参画することで、多様な人材がSTEM分野で活躍できる環境づくりを支援します。」
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株式会社NTTデータグループ 池田佳子 執行役員 コーポレート統括本部 サステナビリティ経営推進部長:「NTT DATAは世界各国で、多様な属性を持つ社員が活躍できるよう、ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョンを推進しており、女性活躍推進にも注力しています。今後も次世代IT人財の育成を通して、女性のさらなる活躍を支援していきます。」
プログラムへの参加方法
「Girls Meet STEM Career」プログラムへの参加は、公益財団法人山田進太郎D&I財団のウェブサイトから申し込みが可能です。7月11日より、企業・研究機関のツアーへの参加登録を受け付けています。興味のある方は、ぜひウェブサイトをご覧ください。
未来のSTEMリーダーを育成する
「Girls Meet STEM Career」は、女子中高生がSTEM分野への関心を高め、将来の選択肢を広げるための貴重な機会を提供します。このプログラムを通して、多くの女子中高生がSTEM分野への興味関心を持ち、将来のSTEMリーダーへと成長していくことを期待しています。