サーモフィッシャーの5リットルシングルユースバイオリアクター
サーモフィッシャーサイエンティフィック ジャパングループが、2025年7月9日より日本市場で新しい「Thermo Scientific 5L DynaDrive シングルユースバイオリアクター」の販売を開始すると発表しました。この製品は、現代のバイオプロセスにおけるさまざまなニーズに対応するために設計されており、最大5,000リットルまでのシームレスなスケールアップを実現します。
プロセス開発の加速
5L DynaDrive シングルユースバイオリアクターは、1リットルから5,000リットルまで対応可能で、ベンチスケールでのプロセス開発を迅速化します。その一貫したデザインとフィルムの使用により、研究開発から商用化にきわめてコスト効率の高い移行ができます。この機能により、サーモフィッシャーの製品ラインナップがさらに充実します。
顧客の生産性向上を目指して
サーモフィッシャーのシングルユース技術ビジネス担当プレジデントRay Mercier氏によれば、5L DynaDrive の導入は、顧客の生産性を最大限に引き出し、市場投入までの時間を短縮します。25年以上のシングルユース技術の経験を活かし、顧客の進化するニーズに応えることを目指しているとのことです。彼は「我々の信頼性の高いイノベーションは、シームレスな拡張性と効率性の向上を提供し、お客様のバイオプロセスワークフローの合理化を可能にします」と述べています。
多様なニーズに合った設計
この新しいシングルユースバイオリアクターは、大手製薬企業や医薬品の受託開発製造(CDMO)、さらには小規模なバイオテクノロジー企業など、さまざまな市場ニーズに対応できるように設計されています。卓上サイズの使いやすいデザインコンセプトは、Thermo Scientific HyPerforma G3 Lab Controllerとの組み合わせにおいて優れた拡張性を持ち、低コストでの概念実証(PoC)を実現します。
高い生産性の実現
さらに、5L DynaDrive シングルユースバイオリアクターは、ガラス製バイオリアクターと比較して27%の生産性向上を実現しており、小型でも高性能を示します。製品は一貫したデザイン、ソフトウェア、フィルムを全サイズで展開し、効果的なスケールアップを実現しています。
環境に配慮した技術
この信頼性の高いソリューションは、サーモフィッシャーのThermo Scientific Aegisフィルム製品およびBioTitan Retention Deviceを基に開発されたバイオベースフィルムを使用しており、漏洩や接続不良による製品ロスのリスクを最小限に抑え、持続可能性を向上させています。
さらに詳細な情報
サーモフィッシャーのDynaDriveポートフォリオに関しては、
こちらのページを参照してください。また、サーモフィッシャーサイエンティフィック インコーポレイテッドは、米国マサチューセッツ州ウォルサムに本社を置く、科学サービスのグローバルなリーディングカンパニーです。その使命は、より健康で、より清潔、より安全な世界を実現するために、革新的な製品とサービスを提供することです。詳細については、
公式サイトを訪れてみてください。