アディッシュ、1.55億円の資金調達で事業の拡大目指す

アディッシュ、資金調達でさらなる成長を目指す

株式会社アディッシュは、インターネットモニタリングやネットいじめ対策の分野で強力な事業を構築しており、最近1.55億円の資金調達を発表しました。この資金調達は、同社のさらなる成長を支える重要な一歩です。

アディッシュの企業概要

アディッシュは、2014年10月に株式会社ガイアックスから分社化されました。企業ミッションとして、インターネットやソーシャルメディアにおける課題を解決し、配慮のあるコミュニケーション社会の実現を掲げています。この目標に向けて、3つの基盤事業と2つの次世代事業を展開しており、具体的には以下の内容です。

基盤事業

1. 投稿モニタリング事業: 企業のオウンドメディアやソーシャルメディア内の投稿を24時間体制で監視し、健全なサービスの提供を行っています。業界初の監視システム「Police」を導入し、すでに800社以上が利用しています。
2. ネットいじめ対策事業（スクールガーディアン）: 2007年から子どもをインターネットトラブルから守るため、教育機関向けにネットパトロールサービスを提供しています。ICT教育プログラムや講演活動も行い、インターネットを安全に利用できる環境作りに尽力しています。
3. ソーシャルアプリカスタマーサポート事業: 20言語以上に対応するカスタマーサポートを提供し、1,000以上のアプリの運用実績があります。他言語でも対応が可能なため、多国籍な顧客層を持つ企業にとって大きな支援となります。

次世代事業

1. チャットボット「hitobo」: 自動応答による顧客対応と、オペレーターによるサポートを連携させることで、効率的なカスタマーサポートを実現しています。
2. Web集客＋Web接客（フロントサポート）: ソーシャルメディアでの潜在顧客の誘導や、Webサイトでの接客サービスの提供を行っています。

資金調達の目的と取り組み

今回の資金調達の目的は、アディッシュがこれまで蓄積してきたシステムと人材を融合させ、さらなる事業強化を図ることです。具体的には、以下の3つの取り組みを行う予定です。

1. 機械学習への開発投資: 自社のデータを基に、機械学習やAIの領域に注力した開発を行い、運用効率の向上を目指します。
2. グローバル展開: 海外進出を希望するアプリのカスタマーサポートを強化し、海外市場での売上を伸ばします。
3. 市場拡大: シェアリングエコノミーやアプリゲーム市場をターゲットに、アディッシュのポジションを確立します。

引受先の概要

この資金調達には、MSIVC2016V投資事業有限責任組合やフリービットインベストメント株式会社など、著名な投資企業が関与しています。

アディッシュは、今後の事業拡大に向けて、さらなる資源投資やパートナーシップの強化を図り、安定した経営基盤を構築していく方針です。これにより、より多くの顧客に価値のあるサービスを提供することを目指しています。アディッシュのこれからの成長に期待が寄せられることでしょう。