kintone hive 2023
2023-07-13 08:00:01

サイボウズ主催のkintone hive 2023 tokyoにて業務改善成功事例を発表

サイボウズが主催するkintone hive 2023 tokyo



日本のビジネス界において、業務改善の重要性が増す中、サイボウズが開催する「kintone hive 2023 tokyo」に関東・甲信越代表として登壇したのは、株式会社モリビの植田剛士氏です。このイベントは、業務改善プラットフォーム「kintone」を使うユーザー同士が知見を共有する場であり、これまでに100社以上が参加し、累計1万人以上が足を運ぶ人気のイベントとなっています。

kintoneの導入前



植田氏の発表では、kintoneを導入する以前の苦労が語られました。旧来のアナログな業務スタイルが支配する社内では、紙やFAX、ハンコなどが日常的に使われ、情報はほぼ全て担当者の属人化に陥っていました。業務の進捗も見えにくく、チェック業務も複雑化する中、業務効率は低下し、生産性を向上させることが難しい現状が続いていたとのことです。

kintone導入後の効果



kintoneの導入により、社内のさまざまなデータをクラウド上で一元管理することに成功しました。これにより、情報の属人化が防がれ、散逸していたデータを一つにまとめることが可能に。その結果、社内の業務効率が向上し、顧客からのお問い合わせに対しても迅速に対応できるようになりました。実際に導入後に大きな成果を実感した植田氏は、その効果を強調していました。

ペーパーレス化とリモートワークの導入



特に印象的だったのは、ペーパーレス化とリモートワークの実現です。植田氏によれば、導入前には年間42万枚の紙を使用しており、そのコストは約28万円にも上りました。しかし、kintoneの導入後は95%もの紙の使用量を削減することに成功し、その結果、削減された経費を新しいシステムの導入やIT環境の整備に直結させられたとのことです。

クラウド上でデータが管理されるようになったことで、出社せずとも業務を続けられる環境が整い、リモートワークの導入もスムーズに進みました。これにより、企業文化が柔軟に変化し、生産性のさらなる向上が実現しました。

植田氏のコメント



登壇を終えた植田氏は、『関東・甲信越代表に選ばれたことを大変嬉しく思っています。多くの課題を抱えていた会社で実践した業務改善の事例を共有し、発表を聞いた方に何かのヒントになれば幸いです。』と気持ちを述べました。また、業務の改善過程での気づきとして、社員一人ひとりとの丁寧な対話が重要であると強調しました。現在では全社員がkintoneを日常的に取り入れて仕事をしています。

多様な働き方とSDGsへの意識



また、植田氏はビジネスの進展だけでなく、環境への配慮にも目を向けられました。紙資源の減少と多様な働き方の実現は、SDGsへの取り組みの一環ともなり、長野県のSDGs推進企業に登録されたとのことです。21世紀のビジネス環境では、デジタル化とデータを活用し、柔軟な対応が求められます。kintoneの導入は、その実現に一役買っていると植田氏は強調しました。

最後に



kintoneは、サイボウズが提供する業務改善のための情報管理ツールです。そのノーコード・ローコードの特性により、専門知識がなくてもカスタマイズ可能なアプリを作成でき、業務に伴うデジタル化の取り組みを支援します。今後も多くの企業がこのようなデジタルトランスフォーメーションに成功し、新たな業務の可能性を切り開くことを期待したいと思います。

会社情報

会社名
株式会社モリビ
住所
稲葉日詰1383-1
電話番号
026-266-6226

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