株式会社ダリアが自動発注AI「α-発注」を導入
株式会社infonervが提供する自動発注AI「α-発注」を、株式会社ダリアが導入したことが明らかになりました。この革新的なシステム導入は、発注業務の属人化問題の解決と欠品リスクの低減を目的に行われました。
背景:長年の属人化問題
株式会社ダリアでは過去に、発注業務が特定の担当者に依存するという状況が続いていました。担当者の経験や勘に頼った発注数量の判断は、他のメンバーにとって理解し難いものでした。これは、発注ミスの発生、数量の桁間違い、さらには欠品などのリスクを内包する運用をもたらしました。
情報システム部の橋田氏は、「誰か一人にしか発注させないこと自体がリスクだ」と述べており、この状態を見直す必要性を感じていました。これまでに3〜4年にわたって発注業務改善を検討してきた同社ですが、以前の大規模需要予測システムはコスト面で断念せざるを得なかった経緯がありました。
「α-発注」の導入理由
ダリアが「α-発注」を選んだ理由の一つは、柔軟な機能調整が可能だったことです。発注業務に特有なニーズに合わせて調整してもらえる点が、同社にとって大きな魅力でした。情報システム部ではトライアル期間を経て、本システムが持つ欠品量の減少や発注精度の向上が明らかになり、導入に至ったといいます。
チーム運用への移行
2025年からは、久松氏が中心となり、新たな発注体制の構築を進めています。短期間で発注業務を複数名で担えるようになった成果は明白で、業務面の効率化が図られています。久松氏は、このシステムを使いこなすことで、発注業務の流れがスムーズになり、心理的負担の軽減にも寄与していると述べています。
導入後の効果
ダリアの自動発注AI導入による効果は多岐にわたります。まず発注業務が属人化から脱却し、誰でもカバーできる体制になったことは、企業としてのリスクを大きく削減しました。次に、欠品状態を把握・検知できるようになり、欠品量は約半分に減少しました。さらに、発注業務に要する時間が従来の3〜4時間から約1時間に短縮され、業務の効率化が進みました。
今後の展望
今後はさらに「α-発注」の設定を最適化し、在庫精度向上を目指していく方針です。美容業界向けのBtoB物流やEC事業の拡大が進む中、安定した物流体制を確保することを目指しています。橋田氏は、「属人化で困っている企業には非常に有益なツールだ」と強調し、「迷っているならまず試してみるべき」とアドバイスを送りました。
自動発注AI「α-発注」について
「α-発注」は、美容業界を含む卸売業に特化した自動発注AIで、過去の需給データを基に自動的に発注リストを作成します。これにより、需要予測の精度を上げ、欠品と過剰在庫を同時に抑制することができます。さらに、業務にかかる精神的負担も大幅に軽減されます。
会社情報
株式会社infonervは、AI技術を駆使して在庫管理の課題を解決する企業です。代表の江田研人氏率いるメンバーは、在庫を抱える事業者に向けたデータソリューションを提供しており、業界の発展に寄与しています。