アジアの若手リーダーが挑む社会課題解決
2026年の1月30日、認定NPO法人アジア・コミュニティ・センター21(ACC21)が主催する特別イベントが開催されます。このイベントでは、フィリピンとインドネシアで活躍する若手社会起業家たちが参加し、ITを活用した社会問題の解決策について語ります。これからの未来を作る生の声を聴く貴重な機会です。対象は幅広く、企業でのCSR(企業の社会的責任)担当者や一般市民、学生など、アジアの社会課題に関心がある方皆さまの参加をお待ちしています。
イベントは都内の会場とオンラインのハイブリッド形式で行われ、参加費は無料。会場は東京都港区に位置し、新橋駅から徒歩4分とアクセスも良好です。具体的なプログラムには、スピーカーによる自己紹介やパネルディスカッション、質疑応答が含まれています。
登壇するのは、フィリピンの「Virtualahan」のCEO・ライアン・ヘルサヴァさんです。彼は、障がい者や依存症回復者、先住民族などをターゲットにしたオンライン職業訓練プログラムを通じて、彼らの就業機会を広げてきました。実際に、自身の経験から障がい者差別を目の当たりにした彼は、自らのプラットフォームを確立し、1200人以上を育成する成功を収めています。その就業率は驚異的で、受講者の約80%がデジタル関連職に就いていると言われています。
もう一人の登壇者は、インドネシアの「Solar Chapter」の創設者・ムスティカ・ウィジャヤ氏です。彼は、東部インドネシアの水不足問題に対し、太陽光発電を利用した給水システムを構築し、数万人に安全な水を供給することに成功しました。特に、9地区で3万人以上の住民に新たな水源を提供した実績は、高い評価を得ています。また、IoT技術を活用した「Water IQ」というシステムを導入し、地域の水資源管理を可視化している点も注目です。
このような取り組みは、デジタル技術の進化だけでは解決できない部分を、人と人とのつながりを通じて乗り越えていくものです。AIの導入が進む現代社会においても、社会課題に対しては人間の温かみやコミュニティの力が必要不可欠であることを、彼らの活動が示しています。
イベントの最後には、参加者からの質問を受け付ける時間も設けられています。パネリストとの直接の対話を通じて、アジアの未来にどう関わっていくかを考えさせられる時間となるでしょう。
参加方法は、事前にPeatixサイトから申し込みが必要で、対面参加の人数は20名、オンラインは最大80名と制限があります。ぜひこの機会に、若手リーダーたちの挑戦に触れ、自らの考えを深めてみてはいかがでしょうか。また取材申し込みも受け付けていますので、メディア関係者の方々にも注目していただきたいイベントとなっています。
開催概要
- - 日時: 2026年1月30日(金) 18:30〜20:30
- - 会場: ニューホライズンコレクティブ合同会社(JR新橋駅から徒歩4分)
- - 定員: 対面20名(予定)/オンライン80名
- - 参加費: 無料
- - 言語: 日本語・英語(通訳あり)
- - 主催: 認定NPO法人アジア・コミュニティ・センター21(ACC21)
このイベントは、アジア地域の課題に関心を持つ若者や企業の方々にとって、きっと有意義な学びの機会になることでしょう。