DNPの新サービス
2025-09-29 10:30:37

DNP、Cortex XSIAMを活用した新たなセキュリティ監視運用サービスを開始

DNPが提供する新たなセキュリティ監視運用サービス



大日本印刷株式会社(DNP)は、パロアルトネットワークスが開発した広範なサイバー攻撃に対するAI駆動のセキュリティ運用プラットフォームであるCortex XSIAMを導入した「統合セキュリティ監視運用サービス」を2025年9月29日から提供することを発表しました。このサービスは、2024年10月から展開されている「エンドポイント監視運用サービス」を基盤にして拡張されたものです。

DNPは、大規模な約45,000台の情報端末を自社で監視・運用してきた実績を持ち、そのノウハウを活かして、より高度かつ網羅的なセキュリティ運用を成果として提供します。

サイバーセキュリティに対する背景



近年、企業や団体はより高度で巧妙化するサイバー攻撃に直面しており、多岐にわたる脅威がネットワーク、クラウド、エンドポイントなど様々な環境で発生しています。こうした複雑な脅威に対し、従来の単一の対策では十分な効果を得ることが難しく、多様なソリューションの統合による監視体制の確立が急務となっています。また、セキュリティ人材の不足も大きな課題であり、運用負担の軽減とともに、人材育成が企業にとって重要な課題となっています。

このような背景を踏まえ、DNPはAI技術を駆使した次世代のセキュリティオペレーションセンター(SOC)を基盤とした運用サービスを提供し、企業のセキュリティ強化を支援することを目指しています。

DNPのサービス特長



1. 自社の運用実績をベースにした効果的な監視運用
DNPは国内外において長年にわたるセキュリティ監視・運用の経験をもとに、Cortex XSIAMのAI分析機能や自動化技術を最大限に活用し、実践的なセキュリティサービスを実現しています。

2. 最高ランクのパートナーシップ
DNPは、パロアルトネットワークスの倫理的なパートナー制度において最高ランク「Diamond Innovator」に認定されており、製品やサービスへの深い理解を基にしたワンストップのサポートを提供します。

3. グローバルな監視体制
DNPは、国内外の企業のセキュリティを24時間365日、日本語と英語で監視し、迅速且つ効果的な対応を行います。

4. 人材育成を含む包括的な支援
DNPは、「エンドポイント監視運用サービス」に加え、サイバーセキュリティ人材の育成に関しても包括的な支援を提供し、社員のセキュリティリテラシー向上を図ります。これにより、組織全体で持続可能なセキュリティ体制を構築できるよう支援します。

企業のコメント



パロアルトネットワークスのアリイ・ヒロシ社長は、「DNPがCortex XSIAMをもとに統合セキュリティ監視運用サービスを提供することを歓迎します」と述べ、AI技術が脅威のスピードや規模を拡大させる中で、その効果的な運用をサポートすることの重要性を強調しました。

今後の展開



DNPは、この新サービスを企業のOT領域(工場や設備)にも拡張し、ITとOTを通じた包括的なサイバーリスクの管理と軽減に取り組む方針です。これにより、更なるセキュリティ関連のコンサルティングや製品・サービスの導入支援、人材の育成を通じて、企業等のセキュリティ課題を包括的に解決し、安全で安心なデジタルトランスフォーメーションの推進を支援していく考えです。

お問い合わせ



大日本印刷株式会社の本社は東京にあり、代表取締役社長は北島義斉氏です。パロアルトネットワークスはアメリカのカリフォルニア州に本社を置いており、アリイ・ヒロシが同社の代表取締役会長かつ社長を務めています。


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会社情報

会社名
大日本印刷株式会社
住所
東京都新宿区市谷加賀町1‐1‐1
電話番号

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