トリプラとComancheが提携
宿泊業界におけるITソリューションのパイオニアであるトリプラ株式会社が、タイ・バンコクに本社を構えるComanche Gogoji Co., Ltd.との戦略的パートナーシップを発表しました。この提携は、17カ国に展開するホテル向け管理システムを持つComancheとの協業により、ゲスト体験の質を一新することを目指しています。
トリプラが提供するチャネルマネージャー「tripla Link」を通じて、予約システム「tripla Book」やAIチャットボット「tripla Bot」とComancheの管理システムが統合されることにより、宿泊施設の運営者は予約から顧客対応、さらには滞在後のフォローまでを一元的に管理することが可能となります。
統合型プラットフォームのニーズ
近年、宿泊業界ではゲストの滞在前、滞在中、滞在後のあらゆる接点を自動化し、最適化するための統合型プラットフォームへの需要が高まっています。今回の提携では、予約、ゲストコミュニケーション、ロイヤルティプログラムの管理を統合し、パーソナライズされた即時のコミュニケーションが提供されます。その結果、業務の効率化、ダイレクトブッキングの増加、そしてゲストの満足度の向上が実現します。
特色ある機能
- - 標準システム連携: トリプラの予約エンジン「tripla Book」と主要OTA(オンライン旅行代理店)との接続が可能です。
- - インバウンド予約の最大化: 台湾やインドネシアにおける主要OTAとの接続を通じて、海外からの予約を強化します。
企業のコメント
Comanche Gogoji Co., Ltd.のCEO、Puntharee Isarankura na Ayudhya氏は、「今回のパートナーシップは、ホスピタリティ業界に新たな変革をもたらす大きな一歩です。トリプラの先進的なゲストエンゲージメント技術と、当社の運営ノウハウを組み合わせることで、ホテル経営者に競争優位性をもたらすことができると信じています」とコメントしています。
一方、トリプラ株式会社の代表取締役CEO高橋和久氏も、「Comancheとの提携を発表できることを嬉しく思います。両社のビジョンは一致しており、tripla Linkを活用することで、これまでにない統合ソリューションを提供できることを確信しています。業務効率の向上のみならず、顧客との深いつながりを築き、満足度と収益の向上を目指していきます」と述べました。
tripla Linkについて
「tripla Link」は、宿泊施設が複数のOTAや自社予約エンジンの在庫・料金・予約情報を一元管理できるシステムです。インドネシアでは3000以上、台湾では800以上の宿泊施設が導入中で、リアルタイムの自動同期によりオーバーブッキングを防ぎ、作業効率を向上させます。
2社の会社概要
Comanche Gogoji Co., Ltd.
- - 本社所在地: タイ・バンコク
- - 代表者: Puntharee Isarankura na Ayudhya
- - 事業内容: ホテルやサービスアパートメント向けの統合管理システムの開発
- - 導入国数: 17カ国、様々な規模の宿泊施設に対応
- - 公式サイト: Comanche Gogoji
tripla株式会社
- - 本社所在地: 東京都新宿区
- - 代表者: 高橋 和久(CEO)、鳥生 格(CPO)
- - 設立年: 2015年4月15日
- - 事業内容: 宿泊業界特化型のSaaS型サービス
- - 公式サイト: tripla
これらの新しい取り組みが、ホスピタリティ業界にどのような影響を及ぼすのか、今後の展開に注目が集まります。