国土交通省が進める新技術の公募
令和6年8月1日、国土交通省道路局は新たな「舗装点検」と「道路巡視」の支援技術を公募することを発表しました。この取り組みは、道路の安全性向上を図るために、多様な技術の性能を整理し、集約した「点検支援技術性能カタログ」を基に行われるものです。
背景と目的
国土交通省は、道路の点検やメンテナンスに求められる品質を向上させるため、新技術の活用を促進しています。特に、近年の交通量の増加や老朽化が進むインフラに対処するため、効率的かつ効果的な点検方法が求められている中で、昨年度策定されたカタログは重要な役割を果たしています。今回の公募は、そのカタログの充実を目的としています。
公募の詳細
今回対象となる技術は以下の通りです:
舗装点検
具体的には「ひび割れ率、わだち掘れ量、IRI(International Roughness Index)を測定する技術」が求められています。今年度も昨年度と同様の内容です。
道路巡視
従来のポットホール、摩耗した区画線、建築限界の超過、標識隠れなどの把握技術に加え、新たに「樹木の健全度」や「標識板のかすれ、塗膜剥がれ、反射性能低下」を評価する技術も募集対象となります。
公募期間と応募方法
公募期間は令和6年8月1日から9月6日まで。この技術公募への応募方法については、国土交通省のウェブサイトに掲示されている公募要領や応募資料をダウンロードし、必要事項を記入する必要があります。詳細は、
こちらのリンクから確認できます。
連絡先
技術に関する問い合わせは、一般財団法人 国土技術研究センターにお問い合わせください。担当者は児玉、白尾、田中で、電話番号は03-4519-5002、メールは
[email protected]です。
まとめ
国土交通省による今回の公募は、点検技術の革新を促し、より良い道路環境の実現に向けた第一歩です。新しい技術の導入が進むことで、日本のインフラの安全性や効率性が向上することが期待されています。民間企業の応募が促されているこの機会をぜひ活用し、より良い技術の提案を通じて、日本の道路の安全性向上に寄与していきましょう。