大阪市城東区役所で児童扶養手当の事務処理誤りが発生!過払い問題に発展
大阪市城東区役所で児童扶養手当の事務処理誤り、2名に過払い発生
大阪市城東区役所は7月1日、同区役所保健福祉課における児童扶養手当の事務処理誤りについて発表しました。2名の申請者に対し、老齢年金受給状況の入力漏れにより、誤った金額の手当が支給されていたことが判明しました。
今回の事務処理誤りは、2023年8月に新規申請された2名(A氏、B氏)の手当額を決定する際に発生しました。A氏、B氏ともに老齢年金を受給している旨の申告と年金受給に関する書類を提出していましたが、担当者がシステムへの年金収入情報の入力が必要であることを誤認し、入力を行っていませんでした。その結果、本来支給されるべき金額よりも多く手当が支給されてしまったのです。
過払い額は、A氏で122,940円(2023年9月分から12月分)、B氏で438,170円(2023年9月分から2024年4月分)となっています。
城東区役所は、6月28日にA氏とB氏に対して電話で事務処理誤りを謝罪し、過払い分の返還を求めました。両氏からは理解を得られたとのことです。
今回の事務処理誤りの原因として、担当者のシステム入力方法に関する理解不足と、複数人による確認不足が挙げられています。区役所は、再発防止策として、マニュアルの徹底確認、入力誤りを防ぐためのチェックシート作成、複数人によるチェック体制の強化などを実施していくとしています。
市民の信頼回復に向けて
今回の事務処理誤りは、市民の信頼を大きく損なう事態と言えます。区役所は、市民への丁寧な説明と誠意ある対応を行うとともに、再発防止策を確実に実行し、市民の信頼回復に努めていく必要があります。
また、今回の事案は、自治体における事務処理の正確性と透明性の重要性を改めて示すものです。市民に対して、安心して行政サービスを利用できるよう、今後も事務処理の精度の向上に努めていくことが求められます。