新たな一歩を踏み出す滋賀レイクスの戦略
プロバスケットボールチーム「滋賀レイクス」が、2026-27シーズンから始まる新しい男子プロバスケットボールのトップリーグ「B.LEAGUE PREMIER(B.プレミア)」への参入を記念し、リブランディングを行いました。このリブランディングにおいて、株式会社モリサワの代表的なフォント「新ゴ」が和文オフィシャルフォントとして起用されます。
「滋賀レイクス」とは
「滋賀レイクス」は、滋賀県大津市に本社を置く株式会社滋賀レイクスターズが運営するプロバスケットボールチームです。現在はB1リーグに所属し、地域のスポーツ文化を盛り上げる一翼を担っています。2022年のリブランディングでは、チームの個性を表現するためにオリジナルの欧文フォントを新たに開発し、それに合わせて和文フォントとして新ゴを採用しました。
新ゴの特徴と利点
「新ゴ」は、装飾が少なく現代的なデザインを持つ均質で明るいゴシック体のフォントです。このフォントは、広告や公共のサインなど、さまざまな場面で使用されており、特にその多様な「ウエイト」展開(8種類)により、コミュニケーションの幅を広げることが可能となっています。滋賀レイクスは、この新ゴを社内外のクリエイティブに幅広く利用しており、チームのメッセージを明確に伝えています。
リブランディングの狙い
滋賀レイクスのリブランディングの目的は、ブランド全体のイメージを新たに設定し、ファンとのつながりを深めることです。コミュニケーションデザイン室およびパートナー部にインタビューを行ったところ、フォントの統一化によるブランドイメージの強化や、それを通じたファンエンゲージメントの向上が期待されているとのことでした。このように、企業デザインにおけるフォントの重要性が再認識されています。
モリサワの役割
株式会社モリサワは、大阪市を拠点とするフォントメーカーで、特にユニバーサルデザイン(UD)フォントに力を入れていることで知られています。Windows環境に搭載されるBIZ UDフォントやUDデジタル教科書体など、誰もが利用しやすいフォントを多数開発しています。今回のリブランディングにおいても、宙から見た「新ゴ」が滋賀レイクスのビジュアル戦略を支えています。
まとめ
このように、滋賀レイクスのリブランディングと「新ゴ」の活用は、単なるデザインの変更だけでなく、チームが描く未来ビジョン、そして地域社会における存在意義を再確認させるものとなっています。B.プレミアへの参入に向けた期待が高まる中で、彼らの新たなスタートを応援したいと思います。