ジビエペットフード安全研修会
2024-03-12 13:33:16

ジビエペットフードの安全性を学ぶオンライン研修会開催!ペットフードの未来を切り開く革新的な取り組み

ジビエペットフードの安全と魅力に迫る!オンライン研修会レポート



近年、ペットフード市場において、新たな素材として注目を集めているのが「ジビエ」です。ジビエとは狩猟で捕獲された野生鳥獣の肉のこと。その活用は、鳥獣被害対策という側面からも注目されていますが、安全性の確保が重要な課題となっています。

そんな中、2024年3月27日、ジビエペットフード利用推進協議会が主催するオンライン研修会が開催されました。本研修会では、ジビエをペットフードの原料として安全に利用するための知識やノウハウが提供されました。

研修会の内容



研修会では、以下の3つのテーマについて、それぞれの専門家から講義が行われました。

1. 鳥獣被害対策としての食肉処理システム



株式会社一成の一成氏からは、鳥獣被害対策と食肉処理システムの連携について解説がありました。野生鳥獣の捕獲から食肉加工、そしてペットフードとしての利用まで、安全で効率的なシステム構築の重要性が強調されました。特に、衛生管理の徹底が、安全なジビエペットフード生産には不可欠であると述べられました。

2. ペットフード原料としてのジビエの可能性



北里大学獣医学部食品機能安全学研究室の有原圭三教授からは、ジビエの栄養価やペットフードとしての可能性について、学術的な視点からの講義がありました。ジビエが犬猫の健康に及ぼす影響、安全性を確保するための加工方法などが詳しく解説されました。ジビエの栄養価の高さや、アレルギー対応としての可能性などが示唆され、参加者からは大きな関心が寄せられました。

3. ペットフード安全法の概要



農林水産省消費・安全局畜水産安全管理課愛玩動物用飼料対策班の野本英絵氏からは、ペットフード安全法の解説がありました。ペットフードの製造・販売に関する規制内容、安全な原材料の確保、そしてジビエを取り扱う上での注意点などが説明されました。法律に則った適切な製造・販売を行う重要性が改めて認識されました。

株式会社一成の取り組み



本研修会を主催した株式会社一成は、自然環境調査やコンサルティング事業を行う企業です。長年、農林水産省の補助事業を活用し、ジビエの利活用に関する研修会を全国各地で開催し、ジビエの衛生的な処理加工方法に関するマニュアル作成にも携わっています。

同社は、ジビエの利活用を通じて、鳥獣被害対策、地域活性化、そして持続可能な社会の実現を目指しています。地域における野生鳥獣の捕獲から食肉加工までの可能性調査、ジビエ処理加工施設の計画作成、研修会の企画運営など、幅広い事業を展開しています。

まとめ



本研修会は、ジビエペットフードの安全性を高めるための重要な情報提供の場となりました。参加者からは、「ジビエの安全性について深く理解できた」「ペットフード業界の新たな可能性を感じた」といった声が聞かれ、今後のジビエペットフード市場の発展に大きく貢献する内容となりました。

ジビエペットフードは、鳥獣被害対策という社会的な課題解決と、ペットフード市場の活性化という経済的な側面の両方に貢献する可能性を秘めています。今後も、安全性を確保しつつ、その可能性を追求していくことが重要です。

会社情報

会社名
株式会社一成
住所
兵庫県加古川市上荘町薬栗27-1(株)一成 本社
電話番号

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。