ワールド チョコレート マスターズ 2018がサロン・デュ・ショコラで開催
2018年10月31日から11月2日まで、パリのサロン・デュ・ショコラで「ワールド チョコレート マスターズ」が開かれることが決定しています。このイベントは、チョコレートガストロノミーの未来を語る重要な場であり、数多くの才能あるショコラティエたちが集まります。今回の大会は、フランスのショコラティエ、ヴァンサン・ヴァレーが2015年にワールドファイナルで優勝したことを受けて、再びサロン・デュ・ショコラと組み、さらに進化した形で実施されます。大会は公開され、一般の方々も訪れることができ、世界中のチョコレートファンとライブでの連携が行われることが期待されます。
大会の規模と競技内容
今年の大会では、サロン・デュ・ショコラの中心部に2500平方メートルの専用スペースが用意され、約12万人の来場者が集まる見込みです。さらに、競技は世界中の300万から400万人がオンラインで視聴することになるでしょう。大会は、次世代シェフやパティシエのための新たな舞台としての役割を持っており、選手たちは1日1ラウンド、計3ラウンドにわたる競技に挑むことになります。
ラウンドの課題
ラウンド1 (10月31日)
- - 課題1: 「ガトー・ド・ボワイヤージュ」: チョコレートをベースにした旅行者向けのケーキ。
- - 課題2: 「フュートロポリタン」: チョコレートのみで作成する斬新なピエスモンテ。
ラウンド2 (11月1日)
- - 課題3: 「フュートロロジー」: オールノワールチョコレートと特別なペアリングを用いた創作。
- - 課題4: 「トゥ ゴー」: 移動型ライフスタイルに適したチョコレートスナック。
- - 課題5: 未来の型抜きボンボンの製作。
ラウンド3 (11月2日)
- - 課題6: フレッシュなチョコレートパティスリーの作成。
- - 課題7: 「シティ オブ トゥモロー」: 様々な技法を駆使したチョコレートのショーピース。
このように、各ラウンドで異なる課題に取り組む選手たちは、融合した未来の都市のビジョン「フュートロポリス」のテーマに基づいて創造力を発揮します。
未来を見据えた新たなビジョン
大会を通じて選手たちは、未来の都市が私たちの食文化や生活にどのように影響するかを考察し、商業施設としてのパティスリーの未来を表現する必要があります。技術の進歩や消費者の嗜好の変化に応じた斬新なアイデアが求められます。また、各地から集まる才能が競い合うことで、新たなチョコレート文化が芽生えることが期待されています。
審査員の顔ぶれ
審査には、料理界の著名なプロフェッショナルたちが集まります。審査員長を務めるのは、2011年にワールド チョコレート マスターズ優勝を果たしたオランダのフランク・ハースヌート氏。彼は「業界のエネルギーや創造性の変化に期待しています」と話しています。加えて、日本の水野直己氏も審査メンバーとして参加し、公正かつ透明性のある評価を行うことが義務付けられています。
結論
ワールド チョコレート マスターズは、単なるコンペティションではなく、選手たちに新たな可能性を切り拓く場であり、成長の機会を提供します。また、今後もカカオバリーが育んでいくチョコレートの新たなトレンドやクリエイティブな表現が期待されます。サロン・デュ・ショコラでのこの素晴らしい舞台に一緒に立ち会えることを楽しみにしています。
詳細情報
ワールド チョコレート マスターズの詳細やファイナリスト、審査員の情報は、
公式ウェブサイトをチェック。競技会は、サロン・デュ・ショコラの開催中に無料で観覧することができます。