「モチコミonline」第8回イベントレポート
セルシスが主催する「モチコミonline」は、漫画家を目指す皆さんにとって、オンラインで漫画を持ち込む貴重な機会です。このイベントは第8回目を迎え、漫画編集者の約86%が漫画家志望者と良い関係を築く機会を得ています。特に注目すべきは、約半数の志望者が連載や読切掲載に成功している点です。
イベントの概要と評価
2025年9月27日に開催されたこのイベントには、78の編集部や団体から178名の編集者が参加しました。イベント後のアンケートでは、「漫画編集者」と「持ち込み希望者」の双方から80%以上が「非常に満足」または「やや満足」と評価しました。これは、参加者全体がこの形式の持ち込み方式に対して高い期待を持っていることを示しています。
持ち込み希望者の成果
イベントでは、多くの参加者が自身の作品に対する大きな成果を得ました。少年漫画ジャンルを志望する20代の女性は、「ネームで勝負しても良いという後押しをもらい、アドバイスも得られた」と発言し、青年ジャンル志望の30代男性も「いくつかの連載案件を提案され、自分の方針を考える良い機会にできた」と振り返りました。一方、少女ジャンル希望の方は「無事に担当がつき、進行中のプロジェクトがある」と喜びの声を上げています。
ジャンル別の反響
- - 少女ジャンル: 30代の応募者が「コミカライズの仕事ができ、前回のモチコミonlineからの担当編集者の支援で読切掲載が決まった」と語るなど、具体的な成果が出ています。
- - 女性ジャンル: 自分の強みが再確認でき、今後の方向性が定まったと多くの参加者が話しています。
- - オールジャンル: 作品を複数の編集者に見てもらえることで自信がつき、新たな連絡先も得られたと満足の声が寄せられています。
編集者の成果と所感
編集者側も、多くが「モチコミonline」を通じて担当となった作家と良好な関係を築いており、85.9%の編集者が過去の持ち込み希望者と仕事をしたと報告しています。また、彼らの約半数が作品の連載や読切掲載に繋がっています。
専門的に作品を評価する立場から、編集者たちは「持ち込み希望者が2作品までに絞ってほしい」という意見が多いと語ので、ある程度の絞り込みが重要であることが分かります。
オンライン形式の利点
調査結果から、初対面の編集者との打ち合わせでは70.6%の人がオンラインでの打ち合わせを希望していることが明らかになりました。これは、対面でのコミュニケーションが苦手な方にも安心して参加できる環境を提供していると言えます。
次回開催について
次回の「モチコミonline」は2025年12月頃に予定されており、興味のある方は公式サイトでの登録をお勧めします。また、スポンサー枠も設けており、クリエイターとの新たな出会いが期待できます。
このように、「モチコミonline」は漫画家志望者にとって重要な機会を提供し続けています。これからも新たな才能がここから羽ばたくことを期待しています。