調和技研がヘルプデスク業務を効率化する新サービスを発表
株式会社調和技研は、生成AI技術を駆使した新サービス「AIWEO for ヘルプデスク」を2024年12月16日から提供開始します。このサービスは、企業のヘルプデスク業務を支援し、効率と品質の両立を目指して開発されたものです。
サービス導入の背景
日本企業は、デジタルトランスフォーメーション(DX)の必要性を強く感じています。しかし、AIを活用したツールが普及し始める一方で、その限界も明らかになっています。業界特有の知識不足や文脈理解力の欠如などが実務への適用を妨げる要因となっています。これを受けて、調和技研は15年のAI開発のノウハウを活かし、業務で安心して使用できる生成AIサービスの開発を推進しました。
AIWEO for ヘルプデスクの特長
「AIWEO」は、多数のナレッジベースから情報を抽出し、社内問い合わせに対する迅速かつ正確な応対を実現します。特に、利用者のニーズに応じた三つの特長があります。
1. 自動応対機能
AIは社内の様々な情報にアクセスし、総務や労務、IT部門の担当者の代わりに質問に応じます。これにより、問い合わせに対する迅速な対応が可能となり、業務の効率化を加速します。
2. 引き継ぎ機能
一部の問題に関してはAIが把握できないこともあります。その際は、スムーズに人間の担当者へ引き継がれ、その内容はFAQとして登録されます。これにより、同じ問い合わせが再度行われた際にAIが自動的に答えることが可能となります。
3. データ分析能力
AIWEOは受けた問い合わせを分析し、全体の業務改善を提案します。これにより、運用が属人化せず、組織全体の能力を最大限に引き出すことができます。
ユースケースと導入のメリット
AIWEO for ヘルプデスクは、特に次のような課題を持つ企業におすすめです。
- - 社内問い合わせの増加に伴い、対応が追いついていない。
- - チャットボットを導入したが源泉を使えず、成果が上がっていない。
- - FAQサイトが機能せず、問い合わせが増加している。
このような企業にとって、AIWEOは業務の効率化と負担軽減を実現します。特に社内ルールやマニュアルをシステムに登録することで、AIによる自動応答が可能となり、部門間のコミュニケーションも円滑に進みます。
セキュリティと安心性
本サービスは、Microsoft AzureのAzure OpenAI Serviceを利用しているため、データの安全性が確保されています。入力データはAIに学習されず、情報漏洩のリスクは非常に低くなっています。
料金プランと導入キャンペーン
AIWEO for ヘルプデスクは、スタンダードプランが提供されており、無償トライアルも実施しています。加えて、2025年3月末までに導入する企業には無償のキャンペーンも行っているため、この機会を通じてAIWEOの導入を検討する企業は多いことでしょう。
会社情報
調和技研はAIベンチャー企業として、北海道大学から認定を受け、各業界に最適化されたAIソリューションを提供しています。人とAIが調和する未来を目指し、今後もさまざまな取り組みを進めていきます。