「CEDEC AWARDS 2025」受賞速報
2025年に開催された「CEDEC AWARDS」では、ゲーム業界のサウンド技術において顕著な功績を残した作品が評価されています。今年のサウンド部門で特に注目を集めたのは、コナミデジタルエンタテインメントの『SILENT HILL 2』と『プロ野球スピリッツ2024-2025』でした。
『SILENT HILL 2』が最優秀賞を受賞
『SILENT HILL 2』は、イマーシブオーディオ技術を駆使し、よりリアルな音響体験を提供することで没入感を高めた作品です。特に、環境音とインタラクティブなサウンドデザインの融合が評価され、プレイヤーに恐怖を与えるための精彩を放っています。本作の音楽は、緊張感を引き立てる深い効果音と静寂の対比が特徴的で、ゲームの舞台となる不気味な雰囲気を強調しています。
サウンドチームは「CEDEC AWARDS」という名誉ある賞を受けたことに感謝の意を示し、「プレイヤーの反応が制作の励みになった」とコメントしました。また、音楽家の山岡晃氏の作り出すメロディーは、このゲームの重要な要素であり、全体のサウンドデザインの基盤を形成しています。協力したBloober Teamとの共同作業により、サウンド表現の新しい可能性を開いた点も高評価です。
『SILENT HILL 2』ローンチトレーラー
『プロ野球スピリッツ2024-2025』も優秀賞獲得
同じく、サウンド部門では『プロ野球スピリッツ2024-2025』が優秀賞を取得しました。この作品では、アナウンサーの音声合成技術が活用されており、ユーザーが作成した選手名を場面に応じたテンションで読み上げることで、試合の臨場感を大いに引き上げています。実況と解説の自然な掛け合いにより、スポーツ実況のリアリズムを追求しました。
スタジアムの音響や観客の声援に対するこだわりが印象的で、サウンドチームは「20周年を迎える重要な作品で、このような評価をいただけて光栄」と感謝の言葉を述べました。チーム全体の努力が、今後の作品に期待を寄せさせる結果となりました。
『プロ野球スピリッツ2024-2025』プロモーションムービー
今後の展望
コナミデジタルエンタテインメントは、これからも革新的な技術を活用し、ユーザーに感動を与えるエンターテインメント体験の提供を目指します。サウンド部門での受賞を機に、更なる進化を遂げることが期待されます。これからの展開にも目が離せません。
公式サイト:
SILENT HILL 2
公式サイト:
プロ野球スピリッツ