瀬戸内のアートと暮らしを紡ぐ『せとうちスタイル』 vol.17の魅力
ライフスタイルをテーマにした雑誌『せとうちスタイル』の第17号が、2025年4月26日に登場します。この号の中心探索テーマは、「アートのとなり」です。小豆島やその周辺地域に暮らす人々の生活と、彼らが創り出すアートとの関わりを探ります。
瀬戸内の青い海と美しいオリーブに囲まれた小豆島の日常風景には、アートが溶け込んでいます。特に、海を眺めるとき、オリーブの中にアートがあることに気づく瞬間があるでしょう。
この号では、小豆島の魅力的なアートスポットを多数取り上げ、地域文化に密接に関わる物語を530平方メートルの広さで展開しています。
特集「アートのとなり」
特集は、「アートのとなり」と題され、小豆島のアートと地域の暮らしの交差点をさまざまな視点で探求します。
例えば、ある町の素麺工場が実はアトリエとしても機能していることや、町を歩きながら感じるお醤油の香りなど、アートと地域独自の風味が共存している場所を紹介。迷路のように入り組んだ路地には、昔ながらの食堂や和菓子屋が点在し、その豊かな食文化がアートの一部となっています。
この特集を通じて、読者は小豆島の人々がどのようにして日常の中にアートを取り入れているのか、そしてその背景にある文化や趣味を知ることができるでしょう。
特別インタビューとエッセイ
誌面には、女優の山口智子さんをゲストに招いた特別インタビューも掲載されます。彼女とともに小豆島を巡りながら、地元の人々が作るお弁当や「おいしいを探すマップ」、「役に立たないけど歩きたくなる島マップ」などが紹介され、地域の食文化と交流の重要性を語り合います。さらに多彩な写真家たちが撮影した瀬戸内の風景を収めたフォトギャラリーも必見です。
他の特集内容
本号では、考古学者と写真家が共同で制作した「瀬戸内古墳航海録」や、妖怪画家・柳生忠平による「モノノケ島歩き遍路」といった連載も掲載され、アートの多様性と地域の歴史にも触れています。
特集ページでは、アート関連施設の代表者やアーティストとの対談もお楽しみいただけます。小豆島アートプロジェクトの石井純さんや、「Termites studio」のアーティストたちのこだわりや思いが誌面を飾ります。
発行情報と購入方法
『せとうちスタイル』は、B5サイズの全160ページのフルカラー版で、定価は1,500円。年に一度発行され、全国の書店やウェブショップで購入可能です。特に広島T-SITE蔦屋書店では、ポップアップコーナーを設け、特別フェアも開催中です。
最後に
アートと地元の人々の日常が交差する「せとうちスタイル」17号は、瀬戸内の魅力を再発見できる一冊です。ぜひ手に取って、アートと暮らしの豊かさを感じてみてください。