映画『〇〇式』が全国公開
映画制作レーベル「NOTHNG NEW」が手掛けた最新作『〇〇式』が、7月4日より全国公開されました。本作は、近藤亮太監督によるホラー作品で、昨日からの公開でも驚くほどの盛況ぶりを見せています。監督が前回の『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』で功績を上げた後、いよいよお披露目の場に到達しました。
近藤監督が語る新たな挑戦
『〇〇式』は、ジャンルの枠組みを超えた“ポストホラー”とも呼ばれ、観客を映画の“参列者”として体験させる作品です。近藤監督は、「映画自体が『儀式』である」という独自の視点を持ち、物語の中で徐々に不穏な雰囲気が蓄積される様子を描き出しています。観客はその流れに引き込まれ、見始めた瞬間からその雰囲気を感じ取ることができるのです。
当日は、グランドシネマサンシャイン池袋で舞台挨拶が行われました。満席の会場では、来場者からの温かい拍手が響き、近藤監督は「全国的に多くの人がこの映画を観に来てくださって大変嬉しいです」と語りました。
俳優陣からのコメント
主演の九十九黄助も満足そうに、観客の姿を見つめ、「こんなにも多くのお客様が来てくれることを想像していなかったので、嬉しいです」と微笑みました。さらに、ジャガモンド斉藤もゲストスピーカーとして参加し、本作に対する思いを語り、「何度観ても楽しめる作品に仕上がりました」とコメントし、場の雰囲気を和ませました。
映画の制作背景
先行して6月27日に下北沢K2で披露された際には、連日満席を記録しており、多くの観客が繰り返し鑑賞したとのこと。近藤監督は、「前作とは異なり、今回はより自然体に物語を描こうとしました」と語り、笑いを誘う場面もありました。監督の師匠である三宅唱の名前を挙げたことで、会場は笑いに包まれました。
重要なシーンに関しても、監督は主演の九十九について高く評価し、「初日の撮影時に発声のパターンを提案してくれたことが、作品全体のトーンに繋がったと思います」と、その才能に信頼を寄せていることが伝わります。
観客との交流
舞台挨拶の最後には、観客とともに特典として配布された「赤い封筒」を振るフォトセッションが行われ、皆で一体感を楽しむ瞬間が生まれました。登壇者たちもこの温かな雰囲気の中でステージを後にし、観客たちと共に盛り上がることができました。
「NOTHNG NEW」の新たな挑戦が詰まった映画『〇〇式』。ぜひ劇場でこの独自の“式”体験をお楽しみください。