YOKOITO新拠点
2021-09-28 14:00:07
京都発のYOKOITOが新しいものづくりの拠点をオープン
京都発の新しいものづくり拠点「Yokoito Additive Manufacturing Center」オープン
2023年10月1日、京都のベンチャー企業YOKOITOが新たに「Yokoito Additive Manufacturing Center」(以下YAMC)を開設しました。この施設は、「全てのアイディアをカタチに」をモットーにしており、特に近年のサプライチェーンの脆弱性を克服するための新しい製造技術に焦点を当てています。
新型コロナウイルス感染症が浮き彫りにした課題
新型コロナウイルスの影響を受け、医療現場での資材不足や迅速な製品開発の必要性が明らかになりました。このことを受け、YOKOITOは既存の射出成形技術の限界に直面し、より迅速かつ柔軟な製造方法の必要性を認識しました。AM技術(付加製造技術)は、そうしたニーズを解消する鍵となると考えています。
YAMCの使命
YOKOITOは創業以来、オープンなモノづくり環境の実現を目指してきました。YAMCでは、3Dプリンターなどの最新技術を活用し、製造プロセスを効率化することを目指します。この施設では、専門のスタッフがAM技術の可能性を研究し、その成果を広めていく活動を行います。
ショールームとプリンティングファクトリー
YAMCには、最新技術を実際に体験できるショールームと、大規模なプリンティングファクトリーが併設されています。ショールームでは、様々な3Dプリンターのデモが行われ、お持ち帰り用のサンプルも用意されています。また、ファクトリーでは、最新の3Dプリンターを導入し、利用希望者に対するサービスも展開しています。
3Dプリントサービスの展開
YAMでは、企業や研究機関向けに3Dプリントサービスも提供しています。特に医療や食品関連の試作に対応する生体適合性材料も取り扱っており、幅広いニーズに応えられる仕組みを整えています。これにより、利用者は自らのアイディアを具体化できる環境が整っています。
施設の基本情報
Yokoito Additive Manufacturing Centerの所在地は、京都府京都市下京区柿本町588-22です。見学は完全予約制で、電話やウェブサイトからの事前申し込みが必要です。営業時間は、月曜から金曜日の10:00~18:00、最終受付は17:30です。
会社について
YOKOITOは2014年に設立され、若者のモノづくり環境の整備を目指してきました。代表取締役の中島佑太郎氏が運営し、「全てのアイディアをカタチにできる社会」づくりを追求しています。今後もAM技術の普及を通じて、持続可能なモノづくりを推進していく予定です。
この新たな拠点が、どのように京都のモノづくりシーンを変革していくのか、今後の動きに注目です。
会社情報
- 会社名
-
株式会社YOKOITO
- 住所
- 京都府京都市下京区柿本町588-22
- 電話番号
-
075-354-6424