朝井リョウの新作『生殖記』がいよいよ発売
小説界の注目作家、朝井リョウの最新長篇小説『生殖記』が2024年10月2日に刊行されます。約3年半ぶりの新作とあって、期待が高まっています。この新作に先駆けて、発売記念となるTVCMが解禁されました。
津田健次郎がナレーションを担当
TVCMでは声優の津田健次郎がナレーションを務めており、その声が作品世界の魅力を一層引き立てています。特設サイトにはCM映像が公開されており、関心のある方はぜひご覧ください。CMはこちらからアクセスできます:
『生殖記』発売記念TVCM
試し読みと書店員の感想
特設サイトでは『生殖記』の冒頭部分を試し読みできるほか、いち早く作品を読んだ書店員さんたちの熱い感想も寄せられています。「まさかの語り手に衝撃」「とんでもなく救われた」「朝井リョウに自身を見透かされた」といった興味深い意見が並んでおり、作品の深さを感じさせます。
前作『正欲』の成功を受けて
前作『正欲』は、2021年に発売されると瞬く間に話題となり、「読む前の自分には戻れない」という口コミが広まりました。第34回柴田錬三郎賞を受賞し、ダ・ヴィンチプラチナ本OF THE YEAR 2021年に選ばれ、本屋大賞にもノミネートされたことからも、その人気の高さが伺えます。さらに、2023年には稲垣吾郎さんと新垣結衣さんの共演によって映画化され、累計50万部を突破する大ヒットを記録しました。
特殊なカバーと作品背景
『生殖記』は、2022年から2023年にかけていくつかの新聞で連載されており、刊行に向けての大幅な加筆修正が行われました。特に注目すべきはカバーです。タイトル部分にはホログラム箔が施され、光の角度によって見え方が変わる特別仕様となっております。
連載を読んでいた方も、あらためて手に取っていただけると、新な発見があるかもしれません。
著者・朝井リョウの紹介
朝井リョウは1989年に岐阜県で生まれ、2009年に『桐島、部活やめるってよ』でデビューを果たしました。その後、『何者』で第148回直木賞を受賞するなど、その作品は常に注目を浴びてきました。
そのほか、主な著書には『少女は卒業しない』や『死にがいを求めて生きているの』などがあり、さまざまなテーマに挑戦し続けています。
書誌情報
- - タイトル: 生殖記
- - 著者: 朝井 リョウ
- - 定価: 1,870円(税込)
- - 発売日: 2024年10月2日
- - 判型: 四六判上製
- - 頁数: 288ページ
- - ISBN: 978-4-09-386730-6
期待の声が高まる新作『生殖記』、その発売日を心待ちにしたいと思います。