連携で進化する脱炭素
2025-03-26 10:30:29

立川商工会議所とe-dashの連携が示す脱炭素の新たな展望

立川商工会議所とe-dashの連携が脱炭素化の新たな一歩を切る



2023年、e-dash株式会社と立川商工会議所の提携が発表され、CO2排出量の可視化と削減を目指した新しい取り組みがスタートします。この提携を通じて、立川市の中小企業を中心に脱炭素の推進が期待されており、経済活動と環境保護の両立を図ることが目指されています。

「見えサポ」プログラムの概要


この取り組みの中心である「商工会議所CO2見える化サポート」、略して「見えサポ」は、特に中小企業に向けた温室効果ガスの見える化ツールを導入し、企業が自身のCO2排出量を把握できるよう支援するものです。日本商工会議所が提供するこのツールは、中小企業向けの環境対策支援の一環として位置づけられており、e-dashはその民間事業者として参画しています。

背景にある中小企業の課題


現在、日本の企業の99.7%を占める中小企業は、脱炭素への取り組みが遅れているという現状があります。東京商工会議所の調査によると、多くの中小企業が「取り組みは行っていない」と回答し、その理由として「何から始めれば良いか分からない」と「業務負担の増加」が特に目立っています。こうした課題を解決するために、商工会議所が果たす役割は非常に重要です。

e-dashの具体的な機能


「e-dash」は、ユーザーが電気やガスの請求書をアップロードするだけで、事業活動を通じたCO2排出量を自動的に計算し、そのデータを管理することができるプラットフォームです。このシステムは、データの可視化を迅速に行うことができるため、企業は自社の排出量を把握しやすくなります。さらにサプライチェーンの排出量も手軽に算出可能です。

支援の幅は多岐にわたる


また、e-dashはCO2排出量の可視化だけでなく、その後の排出量削減施策の実行もサポートしています。三井物産のネットワークを活用し、具体的な施策の策定や実行支援を通じて、企業が脱炭素化を推進できるようにします。これにより、立川商工会議所の会員企業は、持続可能な経営を実現していくことができるでしょう。

地域経済との連携


この提携は、単なる環境対策に留まらず、地域経済の活性化にも寄与することを目的としています。立川商工会議所は、地域内の企業の成長を支援することを使命としており、「e-dash」との連携により、中小企業が持続可能なビジネスモデルへと転換する手助けをし、自社の成長を促進することが期待されます。環境に対する意識が高まる中で、こうした取り組みは企業の評判を向上させる要素ともなるでしょう。

今後の展望


今後、立川商工会議所とe-dashは、共に脱炭素社会の実現に向けての取り組みを進めていくことになります。企業が自らの排出量を把握し、そこから具体的な削減策を講じることで、地域全体が持続可能な方向へと向かうことができるのです。この取り組みは、立川市だけでなく、日本全国の中小企業が参考にすべきモデルとなることでしょう。2050年のカーボンニュートラル達成に向け、各企業がどのように取り組むのか、今後の動向が非常に注目されます。


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会社情報

会社名
e-dash株式会社
住所
東京都港区赤坂4-8-18 赤坂JEBL 6階
電話番号

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