週休2日促進工事、令和5年度は98%超達成!国土交通省が取り組み状況を発表
営繕工事の週休2日化が進む!国土交通省が最新状況を発表
国土交通省は、働き方改革の一環として、営繕工事における週休2日促進に取り組んでいます。令和5年度に完成した工事では、なんと98%以上で週休2日が達成されたことが発表されました。これは前年度よりも高い達成率で、着実に成果が出ていると言えるでしょう。
週休2日達成の要因は?
今回の発表では、週休2日を実現できた要因として、発注者と受注者間の円滑な協議や、適正な工期設定などが挙げられています。発注者側も、受注者側の意見を積極的に聞き入れ、柔軟に対応することで、現場での働き方改革を後押ししているようです。
課題は職人の確保と「月単位の週休2日」の実現
一方で、週休2日を達成できなかった現場では、職人の確保が難しいという課題が浮き彫りになりました。特に、熟練した職人の不足は深刻な問題で、今後の対策が急務です。
さらに、国土交通省は、今後は「月単位の週休2日」の確保を目指していく方針を表明しています。これは、単に週休2日を実現するだけでなく、労働者の生活の質を高めるための取り組みと言えるでしょう。しかし、そのためには、さらに発注者側の意識改革や、現場の体制整備が必要となります。
働き方改革は現場から!
国土交通省は、今後も継続的にモニタリングを実施し、週休2日促進工事の取り組みを改善していくとしています。現場の労働環境改善は、建設業界全体の課題であり、国土交通省の取り組みは、業界全体に大きな影響を与えると予想されます。
今回の発表は、建設業界における働き方改革が着実に進んでいることを示すものであり、今後も更なる改善が期待されます。