飛騨高山の木工文化を探索しよう
東京・西新宿にある京王プラザホテルでは、10月1日から31日まで「飛騨の木工文化から見る日本の景色」展が開催されます。この展覧会は、奈良時代から続く木工技術の伝承者「飛騨匠」に焦点を当て、その歴史や地域の風土を探るものです。入場は無料で、アートロビーやメインロビーなどで、飛騨の伝統的な工芸品や風景写真が披露されます。
日本国内外から多くの訪問客を迎える京王プラザホテルは、今回の展示を通じて、日本文化の魅力を広く発信しています。これまでに木目込み人形や漆器、仏像など、さまざまな木工品を展示し、多くの評価を得ています。今回の展覧会では、飛騨地方の貴重な工芸品や美しい四季折々の景色を体感できるフォトギャラリーも設けられています。
特に注目されるのが、アニメ映画の重要なアイテムである組紐や、国の重要有形民俗文化財に指定されている「高山祭の屋台模型」です。この模型は、飛騨匠たちの技術と作品が融合したものです。また、伝統的工芸品として名高い「飛騨春慶」や「飛騨一位一刀彫」も展示され、業界の技術や創造性を間近に感じることができます。
加えて、京王プラザホテルの本館7階に位置する鉄板焼〈やまなみ〉では、新たに「匠」というランチ&ディナーコースを提供します。この特別コースは、調理の匠や飛騨牛、飛騨野菜を生産する匠たちの技を感じられる内容になっています。旬の食材を使用した料理を、四季を表現した写真パネルと共に楽しめる特別な機会です。メニューには、甘みとコクが特徴の宿儺かぼちゃを用いたスープや、焼き野菜、飛騨牛のサーロインなど全7品が含まれています。
本展ではさらに、組紐作り体験や飛騨高山ミニ物産展も行われます。特に組紐作り体験では、手作りの飛騨高山の丸台を使用して、本格的な紐作りを楽しむことができます。この体験は、10月17日と18日に実施され、料金は2,200円で、参加者には高山祭飾り紐がプレゼントされます。
また、ミニ物産展も同日程で開催され、地元の特産品の販売が行われます。飛騨高山の魅力を肌で感じながら、伝統工芸や美味しい食を楽しむこの機会をお見逃しなく。
展示情報
- - 入場無料: 期間:10月1日(火)~31日(木)最終日は15:00まで
- - 場所: 3階/メインロビー、アートロビー、他
- - 協力: 高山市や飛騨高山観光客誘致推進協議会など
飛騨高山の伝統工芸品とその文化背景に触れ、地域の魅力を再発見できるこの展示会に、ぜひ足を運んでみてください。