ホーチキ、ISO認証取得の意義と防災への取り組み
ホーチキ株式会社は、2025年8月27日付で防災クラウドサービス「HCKaaS」において、国際的なクラウドセキュリティ規格である「ISO27017」と情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)基準「ISO27001」の認証を取得しました。この認証取得は、同社の防災クラウドサービスが国際基準に準拠していることを証明し、安全で信頼性の高いサービス提供を目指す重要なステップです。
ISO認証の背景
「ISO27001」は、企業の情報セキュリティの取り組みが国際的な基準を満たしていることを示すもので、組織が情報資産を保護するために適切な管理策を講じているかどうかを評価します。一方、「ISO27017」はクラウドサービスに特化した規格で、クラウド特有のリスク対応や管理体制に重きを置いています。これらの認証を取得することで、ホーチキは自社のクラウドサービスに対する信頼性を一層高めることができました。
HCKaaSの特徴
防災クラウドサービス「HCKaaS」は、火災発生時に迅速に情報を通知するシステムを提供しています。SMSやEメールを利用して、現場の巡回者や遠隔の管理者に即時に重要な情報を共有することで、災害時における初動対応のスピードが格段に向上します。従来のシステムでは、火災情報は防災センターにのみ限られていましたが、HCKaaSではリアルタイムで情報が共有されるため、現場での効果的な対応が可能になります。さらに、クラウドAPIを通じて他の業務システムや建物のオペレーティングシステムと連携できることから、事業継続計画(BCP)対策にも大いに貢献します。
今後の展望
ホーチキ株式会社は、これまで関わってきた様々な防災関連の製品に加え、クラウドサービスも展開することで、より安全で快適な社会作りに寄与しています。特にHCKaaSについては、開発段階から高い信頼性を求め、情報セキュリティポリシーの見直しと、国際規格に沿った取り組みを進めてきました。今回のISO認証取得を契機に、さらなるサービス向上を図り、お客様に対して安心と安全を提供することに全力を尽くすことを宣言しています。
企業の信頼性と社会的責任
ホーチキは、1918年に設立以来、総合的な防災メーカーとしての立場を確立し、多くのISO規格を取得しています。品質管理の徹底により、業界内でのブランド信頼性を高めており、今回の新たな認証取得は、その流れを受けた結果とも言えます。これにより、ホーチキは顧客に対してより安心できる製品・サービスの提供が可能になると共に、防災市場においても一層の成長を遂げていくことが期待されています。
会社概要
- - 名称: ホーチキ株式会社
- - URL: https://www.hochiki.co.jp
- - 設立: 1918年(大正7年)4月2日
- - 代表者: 代表取締役社長執行役員 細井元
- - 本社所在地: 東京都品川区上大崎二丁目10番43号
- - 事業内容: 火災報知設備、消火設備、防犯設備等の製造、販売、施工、保守管理
ホーチキの防災クラウドサービス「HCKaaS」は、これからも多くの人々の安全と安心を守り続けていくと確信しています。