土砂・流木を考慮した水害リスク評価の重要性
令和6年1月に発生した能登半島地震と同年9月の豪雨による影響を鑑み、国土交通省では「能登半島での水害・土砂災害対策検討会」を設置し、さらなる対策強化が求められています。今回の検討会では、土砂や流木がもたらす水害リスクを評価するための新しい手法を考えることが目的です。
土砂・流木の影響を踏まえた新たなハザードマップへの提言
検討会の提言によれば、土砂や流木の影響を考慮したハザードマップの導入が必要不可欠だと言います。これにより、より正確な浸水想定区域図を作成でき、水害に対する備えがより強化されるでしょう。
技術検討会の開催日と目的
この新たな取り組みの一環として、令和7年12月18日に「土砂・流木を考慮した中小河川の水害リスク評価に関する技術検討会」が開催されます。この会議では、近年の土砂や流木による洪水被害を踏まえた具体的な課題が議題に上る予定です。
会議では、土砂や流木の影響による水位上昇や氾濫域を評価する方法についても議論が行われる予定です。
会議の詳細について
- - 日 時:令和7年12月18日(木)14:00~16:00
- - 場 所:中央合同庁舎3号館1階
- - 議題:検討の背景、最近の洪水被害事情、土砂・流木の影響評価手法
- - 取材に関する注意:会議は非公開ですが、報道関係者は冒頭の傍聴・カメラ撮りが可能です。参加する場合は、事前に申込が必要です。
浸水想定区域図の重要性と今後の展望
浸水想定区域図は、地域住民や行政に重要な防災情報を提供するツールです。土砂や流木の影響を考慮することで、より信頼性の高いリスク評価が実現します。水害対策におけるこの新しい手法によって、より多くの命を守ることができるでしょう。
今後、国土交通省はこの討論をもとにさらなる対策を講じていくと考えられます。検討結果や会議資料は後日、国土交通省のウェブサイトにて公開される予定です。国民一人ひとりが防災意識を高め、備えることが求められています。
連絡先
国土交通省水管理・国土保全局河川環境課
水防企画室
麓、小川
電話:03-5253-8111 (内線35451、35456)
直接:03-5253-8460