子どもを守るための新たな一冊が登場
株式会社KADOKAWAが2025年10月22日に発行する書籍『10歳までに知っておきたい まんがでわかる! 子ども防犯性教育』は、子どもたちが自分を性犯罪から守るための知識を身に付けるための一冊です。この本は、全ページフルカラーの漫画を通じて、防犯と性教育の内容を楽しく学べるように構成されています。
背景には性犯罪の増加
近年、子どもが巻き込まれる性犯罪は増加傾向にあります。通常、「危ない人や場所に気をつけなさい」と言われても、実際にどのような人が危険で、どう行動すればいいのかが分からない小学生も多いのが現状です。そこで本書は、「子ども自身が自分の体の重要性を理解し、自分を守る手段を身に付ける」ことを目的として制作されました。
漫画で学ぶ具体的な実例
本書では、実際の事例や日常的な状況に基づいて、「これはイヤ」「これは危ない」という感覚を育むことができる内容を展開します。また、緊急時の具体的な対応方法についても触れています。子どもたちが正しい性に関する知識を得て、自分と他者の心と体を大切にする考え方を育むことができるような工夫がされています。言葉で嫌なことを表現し、助けを求めることの重要性を伝えるメッセージも含まれています。
本書の特徴
1. 知識を一冊にまとめた
これまで別々に教えられていた「防犯」の知識と「性」の知識を、産婦人科医と防犯教育の専門家が監修し、一冊に凝縮しています。
2. 楽しく学べる内容
自分の体のプライベートゾーンの意味や体の変化、危険な場所や人の特徴、緊急時の助けを呼ぶ方法など、子どもにとって必要な情報を、ギャグ満載の漫画で届けます。また、学んだ知識を活かせるワークも収録されており、小学校1年生から4年生の子どもが楽しく繰り返し読むことができる設計になっています。
3. 覚えやすい標語
危険な場所や人の特徴を覚えやすいキャッチーな標語で解説。漫画やワークを通じて反復することで、無理なく防犯リテラシーを身につけられます。
4. 保護者向け情報も充実
保護者向けに家庭で実践できる性教育や防犯のポイントに関する記事も掲載されています。親子で楽しく学ぶことができ、日常生活に役立つ知識が自然と身についていく内容です。
目次の紹介
本書は全128ページで構成されており、以下の章が含まれています:
- - はじめにこの本の使い方
- - 第一章:プライベートゾーンって何?どこ?
- - 第二章:男の子と女の子の体について
- - 第三章:赤ちゃんはどうやってできるの?
- - 第四章:性犯罪にまきこまれない準備
- - 第五章:正しい自分の守り方
保護者向けの記事も豊富で、子どもが成長する際に知っておくべきことを詳しく解説しています。
まとめ
『まんがでわかる!子ども防犯性教育』は、今の時代に必要な知識を楽しく学ぶために最適な書籍と言えます。子どもたちが自分の体を理解し、大切にしながら安全な生活を送るための力を育むために、ぜひ読んでみてはいかがでしょうか。
書誌情報:
- - 定価:1,650円(本体1,500円+税)
- - 発売日:2025年10月22日(水)
- - 判型:A5判
- - ページ数:128ページ
- - ISBN:978-4-04-607069-2
監修者のプロフィール:
- - 高橋幸子(産婦人科医)
- - 清永奈穂(NPO法人体験型安全教育支援機構理事)
- - まんが作画:フルカワマモる